今回は、ポリカーボネートひらいたに付いてしまったペンキを落とす方法について紹介します。
ポリカーボネートの特性
ポリカーボネートはバルコニーやカーポート、サンルーム、アーケードなど幅広く使われている素材です。強度が高く透明性があるため、ガラスの代わりとして多くの家庭で利用されています。しかし、DIYでペンキを塗ると、ポリカーボネートの屋根についてしまうことがあります。今回の記事では、その対処法を詳しく説明します。
必要な道具
- 耐水ペーパー(番手: 800、1000、1500、2000、3000)
- コンパウンド
- 柔らかい布
- 水
- ガラス系コーティング剤
手順
1. 耐水ペーパーでの磨き
まずはペンキの表面を軽く削り取るために、耐水ペーパーを使います。使用する耐水ペーパーの番手は、まず粗めの800番から始め、次に1000番、1500番、2000番、最後に3000番を使って徐々に細かくしていきます。
耐水ペーパーを使用する際は、ペーパーを水に浸しながら作業を進めることで、削りカスがペーパーに詰まるのを防ぎ、スムーズに作業できます。800番の耐水ペーパーでは、ペンキの付着した部分を軽く擦ります。ここでは、あまり強く擦りすぎないように注意してください。ペンキが剥がれる程度に磨きます。
2. 番手を上げて磨く
ある程度のペンキが取れたら、1000番の耐水ペーパーで800番の傷を消すように磨きます。次に1500番のペーパーでペンキの痕跡が残らないようにさらに磨きます。2000番では表面を滑らかにすることが目的です。最後に3000番の耐水ペーパーで最終仕上げを行い、表面をさらに磨き、できるだけ透明に近づけます。
3. コンパウンドでの仕上げ
次に、コンパウンドを使って磨き上げます。コンパウンドは車のヘッドライトのくすみを取るために使用したものと同じです。少量のコンパウンドを柔らかい布に取り、ポリカーボネートの表面を円を描くように磨きます。磨き上げることで、耐水ペーパーで付いた微細な傷を取り除き、透明感を取り戻します。
常に、水で洗い流して表面を拭き取り、ペンキがきれいに取れているか確認します。もし残っている部分があれば、同じ手順を繰り返して磨きます。
4. コーティング剤の塗布
最後にガラス系コーティング剤を塗って仕上げます。これにより、表面を保護し、汚れが付きにくくなります。
結果
仕上がった状態がこちらです。うっすらとペンキ跡が残っていますが、これで十分かと思います。ポリカーボネートの表面は非常にデリケートですので、磨きすぎに注意してください。ポリカーボネートの磨きは小さい番手から、確実に細かい傷を取っていくとうまくいきます。
まとめ
今回は、ペンキがついたポリカーボネートを磨いてみました。汚れを取りたい時には、中性洗剤で洗うだけで十分です。最後にガラス系コーティング剤を塗ることで、雨粒をはじいてくれるので、汚れが付きにくくなります。