今回は、私が所有するスチームアイロン、Panasonic製NI-U700の修理を行ったので、その詳細をお伝えします。
アイロンが熱くならなくなってしまったため、内部の状況を確認するために分解してみました。これからお話しする内容は、あくまで参考としてご覧ください。
私自身は第一種電気工事士の免許を持っていますが、無理に真似をしないようにお願いします。
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スチームアイロンNI-U700の概要
Panasonic製のスチームアイロンNI-U700は、2021年に発売され、重さに比べてスムーズにアイロンがかけられるので使い勝手が良いと評判のモデルです。大量のスチームでシワがしっかり伸ばせるため、日々のアイロンがけに重宝しています。しかし、3年ほど使用したところで動かなくなってしまいました。
分解手順
- 背面のネジを外す
- 六角レンチで回すタイプのネジが背面に1本あります。まずはこれを外します。
- 配線カバーの取り外し
- 外したネジの下にある白い配線カバーを外します。その後、下部の2本のビスと上部の1本のビス、電源ケーブルを支持しているビスを外します。
- 上部のプラスチックカバーを取り外す
- 上部のカバーを慎重に外します。固くて割れやすいので、丁寧に作業してください。
- 内部のネジを外す
- 上部が外れた後、内部のネジを3本と真ん中にある1本のネジを外します。
- 内部の状態を確認
- アイロンの内部は比較的シンプルな構造です。しかし、かなりの汚れが目立ちます。コンパウンドで磨いてみると汚れは落ちそうな感じです。
- 故障の原因を探る
- 最初に、100Vがアイロンに供給されているかを確認しました。コード部分には問題がなさそうです。
- 次に、アイロンの基板を確認しましたが、特に目立った問題は見当たりませんでした。
- 温度ヒューズのチェック
- 温度ヒューズが故障の原因と考えられます。テスターで導通を確認すると、ある部分には導通があり、別の部分には導通がありませんでした。どうやらこのヒューズが切れていたため、アイロンが動作しなかったようです。
- サーマルヒューズ(ペレット型温度ヒューズ)という名前で検索し、同じ型番のヒューズを見つけて注文しました。
まとめ
スチームアイロンNI-U700の修理は、内部の構造がシンプルであるため比較的分解しやすかったですが、熱くならない原因は温度ヒューズの故障にあることが判明しました。今後は新しいヒューズを取り付けて、正常に動作するかどうか確認する予定です。
今回の修理が、同じような問題に直面している方々の参考になれば幸いです。アイロンの修理に挑戦する際は、安全に注意し、無理をせず、適切な知識を持って行うことが重要です。
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