今回は、ソニーの液晶テレビKDL-20J3000を分解清掃してみます。
このテレビは2007年発売の20インチで、なんと17年間も使っていますが、不具合もなくまだまだ使えます。画質に関しては、当時は良かったのですが、最新のテレビと比べるとその差は歴然ですね。
前回、東芝の2011年製のテレビを分解修理した際に、ほこりがすごかったので、それよりもずっと使っているソニーのテレビは、もっとホコリがたまっているのだろうと思いました。1回も分解したことがないので、今回は掃除をしてみます。
外観のホコリ
まずは外観のホコリをチェックします。結構ついていますね。
スタンドを外すには、3本のネジを外しますが、面倒なので6本すべて外します。
次に、残りの8本のネジを外します。
最後に、ここにあるネジを2本外します。
裏蓋は爪が左右にあるので、割らないように気を付けながら外します。上部にスイッチがあるので、配線に気を付けます。
内部のホコリ
内部のホコリが17年間分あると思っていたのですが、実際にはこのくらいです。思ったより少ない印象です。全体的に見ても少なく、基盤もきれいですし、サビも一切発生していません。そのままでも大丈夫ですが、せっかくなので掃除します。
掃除の手順
ホコリをエアーで飛ばしました。これだけで大丈夫です。本当にきれいな状態です。配線の納め方もきれいで、さすがソニーという作り方になっています。
裏蓋にもホコリが貯まっていますが、それでも少ない印象です。エアーで飛ばして、アルコールで拭いて、ガラス系コーティング剤を塗っておきました。
当時のソニーは、丁寧な仕事をしているのが、この配線のまとめ方でよくわかります。細い線を丁寧にまとめてあって、コネクタ部分に負荷がかからないように少し余裕を持たせてあります。これなら年数が経っても壊れにくいと感じます。
まとめ
本当は、「きたねー、17年経ったテレビはこんなになるのか」「まじか、こんなきたないのが掃除できるのか」と期待していたのですが、今回はあまりにもきれいすぎです。当時のソニーの仕事はこのくらいのレベルですという記録として残しておきます。