Windowsパソコンを使っていて、突然ログイン後に画面が真っ黒になり、マウスカーソルだけが動く状態に陥った経験はありませんか?この問題は、多くのユーザーが一度は遭遇する可能性のあるトラブルです。
この記事では、この黒画面問題を解決するための詳細な手順を解説します。ネット上の情報や複数の解決策を試した結果、実際に効果があった方法をステップごとにご紹介します。
問題の症状と一般的な対処法
症状
- Windowsのログイン画面までは正常に進む。
- ログイン後、画面が真っ黒になり、何も表示されない。
- マウスカーソルだけが動くが、操作はできない。
- 再起動しても同じ状態が続く。
よく紹介される一般的な解決法
ネットで調べると、以下のような対処法がよく挙げられます。
- グラフィックボード(グラボ)のドライバを更新する
- 別のユーザーアカウントでログインする
- コマンドプロンプトでディスクチェックを実行する
これらの方法を試しても効果がない場合があります。今回の記事では、これらの方法で解決できなかったときに有効な手順をご紹介します。
実際に効果があった解決方法
以下の手順を試すことで、黒画面の問題を解消できる可能性が高まります。根気よく取り組んでみてください。
ステップ1: 「Ctrl + Alt + Deleteキー」を押す
- キーボードで 「Ctrlキー」「Altキー」「Deleteキー」 を同時に押します。
- これにより、特殊メニューが表示されます。
- 黒い画面から脱出するための最初の一歩です。
- 表示された画面の右下にある「電源マーク」を探してクリックします。
ステップ2: 「Shiftキーを押しながら再起動」を選択
- 電源マークをクリックしたら、 「Shiftキーを押しながら再起動」 を選びます。
- 「Shiftキー」を押し続けながら「再起動」をクリックしてください。
- この操作により、通常の再起動とは異なる「オプションの選択」画面が表示されます。
ステップ3: トラブルシューティングモードを起動
- 表示された「オプションの選択」画面で、 「トラブルシューティング」 を選択します。
- トラブルシューティングは、システムの修復や回復を行うための専用モードです。
- 次に、 「詳細オプション」 をクリックします。
ステップ4: 更新プログラムのアンインストールを実行
- 詳細オプション内の「更新プログラムのアンインストール」を選択します。
- この機能を使うことで、最近インストールされたWindowsの更新プログラムを削除できます。
- 表示される選択肢から 「最新の品質更新プログラムをアンインストール」 をクリックします。
- 品質更新プログラムとは、Windowsが定期的に提供する機能やバグ修正のアップデートです。
- 確認画面が表示されたら、 「品質更新プログラムをアンインストール」 を選択し、削除作業を開始します。
ステップ5: パソコンを再起動
- 更新プログラムのアンインストールが完了したら、一度PCの電源を完全に切ります。
- 電源を切った後、数秒待ってから再度電源を入れてください。
- 正常に起動するかどうかを確認します。
繰り返しの実行が必要な場合も
もし、再起動後も同じ黒画面の状態が続く場合は、手順1から再度試してください。
- 数回繰り返すことで解決する場合があります。
- 問題が完全に解決するまで根気強く取り組んでください。
実施環境について
今回の手順は 「Windows 11の23H2バージョン」 で試しています。この方法はWindows 10や他のバージョンでも有効な場合がありますが、症状や環境によって異なる場合があります。
■この辺で問題がありました。
2024-11×64ベースシステム用Windows11Version 23H2の累積更新プログラム
KB5046633
KB5046732
トラブルを防ぐための予防策
このようなトラブルを防ぐために、日頃から以下の対策を心がけましょう。
- 重要なデータは定期的にバックアップを取る。
- 更新プログラムをインストールする前に、システムの復元ポイントを作成する。
まとめ
Windowsパソコンの黒画面問題は、突然発生すると非常に困惑しますが、今回ご紹介した手順を実践すれば、解決する可能性が高まります。
同じような問題でお困りの方は、ぜひこの記事を参考に試してみてください。
トラブル解決の一助になれば幸いです。
今後もPCトラブルや便利な使い方を紹介していきます。