パソコンの動作が遅くてストレスを感じていませんか? 実は、Wi-Fiの設定やDNSサーバーの変更を見直すだけで、インターネットの速度が劇的に改善することがあります!
簡単に実践できる方法をステップバイステップで解説します。
1. Wi-Fi設定を最適化して速度アップ
Wi-Fiは設定次第で通信速度が大きく変わります。以下のポイントをチェックしてみましょう。
1-1. ルーターを最適な場所に設置する
Wi-Fiの電波は壁や家具で遮られると弱くなります。次のポイントを意識しましょう:
- 家の中心に設置する。
- ルーターを床から1m以上の高さに置く。
- 電子レンジやコードレス電話などの干渉源から離す。
1-2. Wi-Fiの周波数帯を変更する
Wi-Fiには「2.4GHz帯」と「5GHz帯」があります。それぞれの特徴を理解して切り替えてみてください。
- 2.4GHz帯:電波が遠くまで届くが、速度は遅め。
- 5GHz帯:速度が速いが、障害物に弱い。
使用中のWi-Fiが2.4GHz帯の場合、5GHz帯に変更すると速度が改善することがあります。
1-3. 混雑するWi-Fiチャネルを避ける
Wi-Fiの電波はチャネルを使用して通信しますが、他の機器や近隣のWi-Fiとチャネルが重なると速度が低下します。
改善方法:Wi-Fiチャネルを変更する
- ルーターの管理画面にアクセス(IPアドレスは通常「192.168.0.1」や「192.168.1.1」)。
- 管理画面内で「無線設定」→「チャネル」を選択。
- 周囲で使われていないチャネル(1, 6, 11など)を選ぶ。
無料ツール「Wi-Fi Analyzer」などを使うと、最適なチャネルを簡単に調べられます。
詳しく知りたい方は、動画で解説しています
2. DNSサーバーを変更してインターネットを高速化
2-1. DNSサーバーとは?
DNSサーバーは、インターネット上の住所(IPアドレス)をWebサイトのURLに変換する役割を果たしています。このサーバーが遅いと、Webページの読み込みにも時間がかかります。
2-2. 高速なDNSサーバーを選ぶ
デフォルトで使用されるDNSサーバーはプロバイダーによって提供されていますが、以下のようなパブリックDNSサーバーに変更すると速度が向上することがあります。
おすすめのDNSサーバー:
- Google Public DNS:
- プライマリDNS:8.8.8.8
- セカンダリDNS:8.8.4.4
- Cloudflare DNS:
- プライマリDNS:1.1.1.1
- セカンダリDNS:1.0.0.1
2-3. DNSサーバーの設定変更方法
Windowsの場合:
- 「コントロールパネル」→「ネットワークと共有センター」を開く。
- 接続中のWi-Fiをクリックして「プロパティ」を選択。
- 「インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」をダブルクリック。
- 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選び、上記のDNSアドレスを入力。
- 設定を保存して完了。
GoogleのDNSサーバーの場合
IPv6の設定は
優先DNSサーバ
2001:4860:4860::8888
代替DNSサーバ
2001:4860:4860::8844
Macの場合:
- 「システム環境設定」→「ネットワーク」を開く。
- 接続中のWi-Fiを選択して「詳細」をクリック。
- 「DNS」タブで「+」を押して、上記のDNSアドレスを追加。
- 保存して完了。
3. 効果を確認しよう!
変更後は、以下のツールで速度を測定してみてください:
- Speedtest.net(Web・アプリ対応) https://www.speedtest.net/
- Fast.com(簡単に速度チェック可能) https://fast.com/ja/
設定を変更しただけで、ダウンロード速度やページ読み込み速度が大きく向上するはずです!
まとめ
Wi-Fi設定の見直しやDNSサーバーの変更は、少しの知識で簡単にできる改善方法です。特に、DNSサーバーを高速なものに変更するだけで、インターネットの快適さが大幅に向上します。
ぜひこの記事を参考に試してみてください!