一般のパソコンにChromeOSをインストールする方法

こんにちは。 今回は、一般のパソコンにChromeOSをインストールする手順について詳しく解説します。 このガイドでは、BIOSの設定変更からChromeOSの起動までを段階的に説明していきます。


1. BIOSの設定を変更する

まず最初に、パソコンのBIOSを適切に設定する必要があります。

BIOSの起動方法

  1. パソコンを再起動し、起動直後に特定のキーを押してBIOSを開きます。
    • このキーはメーカーによって異なり、一般的にはF2、Delete、F12などです。
    • 起動画面に「Press F2 to enter BIOS」と表示されることが多いので確認してください。

BIOSの設定変更

  1. 「Boot」または「Security」セクションで「Secure Boot」を「Disabled」に変更。
  2. 「Advanced」または「CPU Configuration」セクションで「Intel VT-x」や「AMD-V」などの仮想化機能を「Disabled」に設定。
    • ただし、Linuxアプリを使用する場合は後で再度有効化が必要になる可能性があります。
  3. F10キーを押して変更を保存し、パソコンを再起動。

2. ChromeOSのイメージファイルを準備する

  1. ウェブブラウザで「cros.tech」と検索し、サイトにアクセス。
  2. お使いのCPUに適したChromeOSイメージを選択。
    • Intel CPUの場合
      • 第4〜5世代:「rammus」
      • 第6〜9世代:「Shyvana」
      • 第10世代:「Jinlon」
      • 第11世代以降:「Voxel」
    • AMD Ryzenの場合:「Gumboz」
  3. 例として「Shyvana」を選び、「イメージ133」をダウンロード。
  4. イメージ番号をメモしておく。

Brunchフレームワークのダウンロード

  1. 「download brunch github」と検索し、「Releases・sebanc/brunch – GitHub」にアクセス。
  2. 先ほど確認したイメージ番号(例:133)と一致するBrunchファイルをダウンロード。
  3. ダウンロードしたファイルを展開し、「ChromeOS」というフォルダを作成し、その中に移動。
  4. ChromeOSのイメージファイル名を「chromeos.bin」に変更。

3. WindowsにLinux環境を構築する

  1. Windowsキーを押し、「PowerShell」と入力。
  2. 検索結果を右クリックし、「管理者として実行」を選択。
  3. 以下のコマンドを実行。
    wsl --install
  4. 再起動を求められた場合は、指示に従い再起動。
  5. Linuxターミナルで以下のコマンドを実行し、環境を更新。
    sudo apt update && sudo apt -y install pv cgpt tar unzip

4. ChromeOSイメージをUSBに書き込む

  1. ダウンロードしたChromeOSイメージのフォルダに移動。
    cd /mnt/ダウンロードしたファイルのパスを指定
  2. 以下のコマンドを実行。
    sudo bash chromeos-install.sh -src chromeos.bin -dst chromeos.img
  3. Windowsに戻り、「Rufus」というUSB書き込みツールをダウンロードし起動。
  4. USBドライブをパソコンに挿入し、Rufusで以下の設定を行う。
    • 「デバイス」:使用するUSBドライブを選択。
    • 「ブート選択」:「chromeos.img」ファイルを選択。
    • 「パーティションスキーム」:「GPT」を選択。
    • 「ファイルシステム」:「NTFS」を選択。
  5. 「スタート」ボタンを押して書き込みを実行。

5. ChromeOSを起動してインストールする

  1. パソコンを再起動し、ブートメニューからUSBを選択。
  2. ChromeOSが起動し、設定画面が表示される。
  3. 「Ctrl+Alt+F2」キーでシェルウィンドウを開く。
  4. root と入力し、以下のコマンドを実行。
    lsblk -e7
  5. 空いているパーティションのディスク名をメモ。
  6. 以下のコマンドでインストール。
    sudo chromeos-install -dst /dev/ディスク名
  7. インストール完了後、「Ctrl+Alt+F1」を押して操作画面に戻る。
  8. シャットダウンし、再起動。
  9. 「Personal Use(個人使用)」を選択し、Googleアカウントでログイン。
  10. ChromeOSのインストール完了。

6. 注意点

  1. 非公式インストールのため動作保証なし
    • ChromeOSは公式にはChromebook向けに設計されているため、 一般のパソコンでの動作保証がありません。
  2. Windows11を残したい場合はバックアップを取る
    • ChromeOSのインストールにより、Windowsのデータが消去される可能性があります。
  3. Google Playアプリが利用可能
    • Androidアプリをインストールできるため、仕事や学習、趣味に活用できます。

まとめ

今回は、一般のパソコンにChromeOSをインストールする手順を解説しました。

ChromeOSの魅力は、シンプルで高速な動作と、Androidアプリの活用です。 ぜひ試してみてください!

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