長距離ドライブを計画している方へ。
目的地までの快適なドライブを楽しむためには、車の状態チェックがとても大切です。
たとえ12か月点検や車検を受けていても、出発前に自分の目で確認しておきたい項目があります。
この記事では、車の知識があまりない方でもできる簡単な点検方法を5つご紹介します。
① エンジンオイルのチェック
エンジンオイルは、車の心臓ともいえる重要な役割を担っています。潤滑・冷却・洗浄など、さまざまな働きをしており、量や状態のチェックは欠かせません。
チェック方法:
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ボンネットを開け、オイルゲージを抜き取ります。
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一度布で拭いてから、再度ゲージを差し込み、もう一度抜き取って確認します。
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オイルの量が「F(FULL)」と「L(LOW)」の間にあるか確認します。
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色もチェック。飴色ならOK。真っ黒で汚れていたら、交換時期かもしれません。
※量が少なかったり、色が気になる場合は、整備工場に相談しましょう。
② クーラント(冷却水)のチェック
クーラントは、エンジンの過熱を防ぐ大切な冷却液です。
不足していると、オーバーヒートの原因になることもあるので、確認しておきましょう。
注意点:
エンジンが熱い状態でラジエーターキャップを開けると、高温の蒸気でやけどする危険があります。
必ずエンジンが冷えてから確認してください。
チェック方法:
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ラジエーター横のサブタンク(透明な樹脂のタンク)を見て、「FULL」と「LOW」の間に液が入っていればOKです。
液量が明らかに少ない場合は補充しましょう。冷却水が漏れている可能性もあるので要注意です。
③ ウォッシャー液の補充
長距離ドライブ中は、虫の付着や急な雨などでフロントガラスが汚れることがあります。
ウォッシャー液をしっかり補充しておけば、視界をすぐにクリアに保つことができます。
ポイント:
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専用のウォッシャー液が理想ですが、なければ水道水でも代用可能。
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冬場の寒冷地では、凍結防止成分が入ったウォッシャー液を使いましょう。
- フロントガラスに撥水剤を塗っている場合は、水道水を。
④ タイヤのチェック|溝・ひび割れ・空気圧
タイヤは唯一、地面と接している重要なパーツです。
状態が悪いと、スリップやバーストなどの大きなトラブルにつながる可能性があります。
チェックポイント:
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溝の深さ:スリップサインが出ていないか確認しましょう。
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ひび割れ:タイヤの側面に細かいひびがないかチェック。
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空気圧:適正値になっているか確認。運転席ドアの内側などに記載されています。
空気圧が低いと燃費が悪化し、走行中に熱を持ってバーストする危険もあります。
ガソリンスタンドで空気を入れられるところも多いので、気軽に点検しましょう。
⑤ ライト類の点灯チェック
夜間走行やトンネル、悪天候時にライト類が正しく点灯しないと、非常に危険です。
ライトは自分の視界だけでなく、周囲に自分の存在を知らせる役割もあります。
チェックするライト:
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ヘッドライト(ロービーム・ハイビーム)
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ウインカー(左右)
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ブレーキランプ
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ハザードランプ
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ナンバー灯やバックランプも忘れずに確認しましょう。
特にブレーキランプは、自分で見るのが難しいので、壁に反射させて確認するか、誰かに手伝ってもらいましょう。
まとめ|事前チェックで安心ドライブを!
長距離ドライブ前にチェックすべき5つの項目をまとめます。
チェック項目 | ポイント |
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エンジンオイル | 量と色を確認 |
クーラント(冷却水) | サブタンクの液量を確認 |
ウォッシャー液 | できれば満タンに補充 |
タイヤ | 溝・ひび割れ・空気圧を確認 |
ライト類 | 正常に点灯・点滅しているか |
これらの確認をしておくことで、トラブルの予防につながり、安心して目的地までの道のりを楽しめます。
少しの手間が、安全につながる大事なチェックです。
不安な場合は、出発前にガソリンスタンドや整備工場で点検をお願いするのもおすすめですよ。
おまけ:持っておくと安心なもの
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ジャンプスターター(バッテリー上がり用)
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タイヤの空気入れ
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スマホの充電器
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予備のウォッシャー液や飲料水
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緊急連絡先リスト
安全で快適なドライブになりますように!