2025年10月、ついにWindows 10のサポートが終了します。
それに伴い、今使っているパソコンをどうするか、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?
今回は、サポート終了後の選択肢として注目されている 「AnduinOS(アンドゥイン・オーエス)」 というLinuxディストリビューションをご紹介します。
私自身が使っている2台のテスト機を例に、OSの乗り換えについて考えていきます。
■ 使い続けたいけど…Windows10終了が迫る
私は普段、動画制作や検証用に以下の2台のパソコンを使っています。
-
デスクトップPC:Core i5 6500 搭載
-
ノートPC:Core i5 5200U 搭載
このうち、ノートパソコンは軽快に動くChromeOS Flexを導入して運用継続の予定ですが、問題はデスクトップPC。まだまだ元気に動くのに、Windows 11へのアップグレード対象外。
使い道を見失いかけています。
■ Windows11の要件は厳しすぎる?
Microsoftは「持続可能性」や「環境への配慮」を掲げていますが、Windows 11のシステム要件は非常に厳しく、まだ使えるPCまで見捨てることになります。
しかし実際には、ネット閲覧やYouTube視聴、文書作成などに、そこまで高性能なマシンは必要ありません。
だからこそ、軽量で操作しやすいOSへの乗り換えが注目されているのです。
■ Linuxの新星「AnduinOS」とは?
今回ご紹介する「AnduinOS」は、DebianをベースにしたLinuxディストリビューションです。
AnduinOSの特徴
-
美しいUIとダークテーマ
-
Windowsに似たデスクトップ構成
-
軽量・高速な動作
-
日本語対応
-
Linux初心者にも優しい設計
古いパソコンを再利用したい方や、Windowsライクな操作感を求める人にピッタリなOSです。
■ AnduinOSのインストール方法
① ISOファイルのダウンロード
公式サイトにアクセスし、「Download」ページから最新の AnduinOS 1.3.1-ja_JP.iso をダウンロードします。
※回線によってはダウンロードに時間がかかることも。
→AnduinOSダウンロード
https://www.anduinos.com/#download-links
② USBメモリに書き込み(Windowsで作業)
-
無料ツール Rufus を使ってISOを書き込みます。
-
8GB以上のUSBメモリを用意。
-
RufusでUSBとISOを選び、「スタート」で書き込み開始。
③ USBブートでインストール開始
-
USBを挿してPCを再起動
-
BIOSでUSBブートを選択
-
AnduinOSのライブ環境が起動
デスクトップにある「AnduinOSのインストール」アイコンをクリックすると、インストーラーが起動します。
■ インストール手順(ざっくり解説)
-
言語設定(日本語を選択)
-
キーボード設定
-
アップデートの有無を選択
-
インストール方法(全削除 or デュアルブート)
-
パーティションの確認
-
地域の確認
-
ユーザー名・パスワードの設定
あとは自動でインストールが進み、完了後に再起動すればAnduinOSが起動します。
■ 初期画面と操作感
起動後のデスクトップは、美しいダークテーマが特徴。
タスクバーは下にあり、スタートメニューに似たランチャーも搭載。アプリの検索や起動が直感的に行えます。
フォントや日本語表示も整っており、非常に見やすいです。
■ 日本語入力ができない? → 設定で解決!
最初は日本語入力ができないこともありますが、以下の手順で解決できます。
-
設定で「Mozc」が選ばれているか確認
-
IBus設定を開き、「Mozc」を追加
これで日本語入力が可能になります!
■ アプリのインストールも簡単!
AnduinOSはDebianベースなので、APTコマンドが使えます。
でも難しく考える必要はありません!
「ソフトウェアセンター」というアプリから、GUI操作でワンクリックインストールが可能です。
試しに「Microsoft Edge」をインストールしてみましたが、問題なく使えました!
■ こんな人にAnduinOSはおすすめ!
-
Windows10以降どうすればいいか悩んでいる方
-
古いPCを有効活用したい方
-
Linux初心者だけどUIも重視したい方
-
軽くてキレイなOSを探している方
実際に使ってみて、軽快な動作と洗練されたUIに驚かされました。
Windowsユーザーにも違和感の少ない操作性が魅力です。
■ まとめ:古いPCに新しい命を
Windows 10のサポート終了が迫る今、AnduinOSのような軽量Linuxへの乗り換えは非常に現実的な選択肢です。
ゴミとして処分する前に、ぜひ一度試してみてください。
きっとあなたのパソコンをずっと使い続けることができます。
■インストール
■文書作成、ブラウザ、ゲーム