Windows10サポート終了後のおすすめ無料OS2選:Bluestar Linux vs AnduinOS

2025年10月14日、いよいよWindows 10のサポートが終了します。

それに伴い、「これからどのOSを使えばいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?今回は、私自身が実際に検討・体験した2つの代替OS「Bluestar Linux」と「AnduinOS」について、インストール方法から使い心地まで、詳しく解説していきます。


◆ なぜWindows以外のOSを検討するのか?

Windows 11には、厳しいハードウェア要件があります。TPM 2.0やセキュアブート、対応CPUなどを満たしていないとインストールできず、まだ使えるパソコンでもアップグレード不可というケースが多発。

私の所有するPCの一台もこの条件を満たさず、今後どう活用しようか悩みました。

とはいえ、用途が「ネット閲覧・メール・文書作成」程度であれば、Windowsにこだわる必要はありません。Linuxベースの軽量OSでも十分に対応可能です。


◆ 代替OSを選ぶ際の基準

今回紹介する2つのOSを選んだ理由は、以下のようなポイントを重視したためです。

  • 美しい画面デザイン:毎日使うものだから見た目は大事

  • インストールの手間が少ない:難しすぎると挫折する

  • 日本語表示と入力がスムーズ

  • 必要なソフトが初期状態で揃っている

  • 古いPCでもサクサク動く軽量さ

この観点から、「Bluestar Linux」と「AnduinOS」に絞って試してみました。


◆ Bluestar Linuxとは?


公式サイト: bluestarlinux.org

ダウンロード:https://sourceforge.net/projects/bluestarlinux/

Bluestar Linuxは、Arch Linuxをベースにした軽量なディストリビューションです。
洗練されたUIと高いカスタマイズ性が魅力です。

特徴

  • Arch Linux由来の軽さと自由度

  • 美しいデスクトップ環境(KDE)

  • ソフトも豊富で、すぐに使える

インストール手順(概要)

  1. 公式サイトからISOファイルをダウンロード

  2. RufusなどでUSBに書き込む(8GB以上推奨)

  3. BIOS設定でUSB起動&セキュアブートを無効化

  4. ライブ環境でインストーラーを起動

  5. 言語設定は一旦英語に(インストール後に日本語化)

  6. 自動または手動でパーティション設定、ユーザー作成

  7. 約20~30分で完了

日本語化

インストール後に以下の作業が必要:

  • ターミナルからロケール設定(ja_JP.UTF-8)の編集

  • フォントと日本語入力(Fcitx + Mozcなど)のインストール

  • 設定ファイルの手動編集(やや難易度高)

初期アプリ

  • LibreOffice(文書作成)

  • Firefox(ブラウザ)

  • VLC(動画)

  • GIMP(画像編集)


◆ AnduinOSとは?


公式サイト: https://www.anduinos.com/#download-linksanduin.org

AnduinOSは比較的新しいディストリビューションですが、初心者でも扱いやすいUIと機能性を重視しています。

特徴

  • 初心者向けの直感的デザイン

  • 自動で日本語環境が整う

  • アプリのカスタマイズ性が高い

インストール手順(概要)

  1. 公式サイトからISOをダウンロード

  2. RufusでUSBに書き込む

  3. USBから起動し、インストーラーを起動

  4. 言語に「日本語」を選択(自動で設定される)

  5. Wi-Fi、パーティション、ユーザー設定などを完了

  6. 約25~35分で完了

日本語化

  • インストール時に自動で日本語設定完了

  • GUIの「言語と地域」から追加設定可能

  • 入力ソフト(iBus + Mozc)がプリインストール済

初期アプリ

  • 必要最小限のみ(Firefoxなど)

  • LibreOfficeなどはアプリストアから自由にインストール

  • Flatpak・Steamも利用可能


◆ Bluestar Linux vs AnduinOS:徹底比較表

項目 Bluestar Linux AnduinOS
ベース Arch Linux 独自ベース(Ubuntu系に近い)
見た目 美しいKDEデスクトップ シンプルでモダンなUI
日本語化 手動で設定必要(やや難) インストール時に完了(簡単)
初期アプリ 多めに揃っている 必要最低限のみ
カスタマイズ性 非常に高い やや高い
インストール難易度 中級者向け 初心者OK
メモリ使用量 約1GB 約2GB
使い方のイメージ 「すぐ使える」 「自由に組み立てる」

◆ どちらを選ぶべきか?

Bluestar Linuxは「すぐに快適に使いたい人」におすすめ。
すでにアプリも揃っており、見た目も美しく、使用感に満足できます。ただし、日本語化は少し面倒です。

AnduinOSは「自分好みに組み立てたい人」におすすめ。
最初はシンプルですが、あとから必要なアプリを選んで入れる楽しさがあります。日本語対応も非常に優秀です。


◆ まとめ:Windows10後の未来は選べる

Windows10の終了は大きな転機ですが、Linuxという選択肢があることで、まだまだあなたのPCは現役で使えます。

無料で使えるBluestar LinuxやAnduinOSを試してみて、自分にぴったりの環境を見つけてみましょう。

「美しさ」で選ぶならBluestar Linux、
「柔軟性」で選ぶならAnduinOS。

まずはUSBからライブ起動で試してみるのがおすすめです。
未来のPCライフを、自分の手で切り開いていきましょう!

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