【完全自動】Windows11インストールUSBメモリの作り方と応用テクニック

こんにちは。今回は、USBを挿すだけでWindows11が自動インストールされる全自動USBメモリの作り方を詳しくご紹介します。

通常、Windowsのインストールは言語やキーボード設定、ライセンス同意、パーティション選択など多くの手順が必要ですが、今回紹介する方法では、そうした作業がすべて自動化されます。さらに、ハードウェア要件のチェックやMicrosoftアカウントの強制も完全にバイパスできます。


自動インストールUSBメモリとは?

自動インストールUSBとは、あらかじめ設定を記述した autounattend.xml というファイルをUSBメモリに組み込むことで、Windowsのセットアップを無人で実行できる起動ディスクです。

このファイルには以下のような設定が含まれています:

  • Windowsエディションの選択(例:Pro)

  • ディスクの自動フォーマットとパーティション設定

  • ユーザーアカウントの作成

  • ブロートウェアの削除

  • マイクロソフトアカウントの回避

  • コンテキストメニューやスタートメニューの調整


作成方法の概要

(作成方法は、一番下にある動画で詳しく解説しています。)

  1. 自動生成サイトでXMLファイルを作成
     Web上のツールにアクセスし、言語やエディション、パーティション設定などを質問形式で入力。

  2. XMLファイルを保存する
     ファイル名は必ず autounattend.xml にします。

  3. Windows11 ISOから作成したUSBブートメディアにファイルを追加
     USBのルートディレクトリにXMLファイルをドラッグ&ドロップ。

  4. パソコンにUSBを挿して電源を入れる
     BIOS画面でUSBから起動するように設定すると、完全自動でインストールが開始されます。


注意すべきポイント

1. ディスクの完全初期化に注意!

XMLファイルで「ディスク0を完全に消去してフォーマット」する設定を行うと、USBを挿した時点で中のデータがすべて削除されてしまいます。間違ったパソコンで起動すると大切なデータを失う可能性があります。

→ 使用前に以下を必ず確認:

  • 正しいPCにUSBを挿しているか?

  • バックアップは取ったか?

  • 他のストレージが接続されていないか?


2. ISOのバージョンに相性があることも

2025年6月30日現在、最新のWindows11 ISOでは動作しないケースがありました。2024年12月版のISOを使ったところ、問題なく動作しました。XMLの仕様や構成に対する互換性の違いが原因の可能性があります。


応用テクニック・補足情報

・他のWindowsバージョンでも使える

この自動化手法はWindows10やWindows Serverにも応用可能。企業の大量展開や、古いパソコンの再セットアップに最適です。

・編集可能なXMLファイル

ダウンロードしたXMLファイルは、メモ帳などのテキストエディタで編集可能です。たとえば、ユーザー名を後から変更したり、スタートメニューの構成を微調整したりもできます。

・おすすめのUSBメモリ

速度と安定性を考えると、8GB以上のUSB3.0対応メモリを推奨します。書き込み速度が遅いと、インストールに時間がかかる場合があります。


まとめ

この自動インストールUSBを作成すれば、マウスもキーボードも触らずにWindows11のインストールが完了します。Microsoftアカウントも回避でき、不要なソフトも事前にブロックできるなど、非常に自由度の高いカスタマイズが可能です。

ただし、非常に強力な仕組みのため、取り扱いには十分な注意が必要です。特に、誤ってデータを消去してしまうような事故にはくれぐれもご注意ください。


最後に

この手法はMicrosoftの正式サポート対象外となるため、利用はあくまで自己責任で行ってください。重要なファイルは事前に必ずバックアップを取ってから実行しましょう。

それでは、安全に、そして快適にWindows11の全自動インストールをお楽しみください!


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