
パソコンが重い、動作が遅い、でも新しいPCを買うのはちょっと…
そんな悩みを持つ方におすすめしたいのが、Q4OS(キューフォーオーエス)です。
今回は、WindowsのパソコンにQ4OSをデュアルブートでインストールしてみました。
その手順と使ってみた感想をわかりやすく紹介します。
■ Q4OSとは?
Q4OSは、Debianベースの軽量Linuxディストリビューションです。
見た目はまるでWindowsXPやWindows7のようにシンプル。
軽くて動作が速いのに、安定性も抜群です。
古いノートパソコンや、Windows10が重く感じるPCでも、
まるで新品のようにスムーズに動作します。
■ Windowsからデュアルブートでインストールする方法
Q4OSは、Windows上から簡単にインストールできる「Windows Installer」方式を採用しています。
以下の手順で進めると、デュアルブート環境が簡単に作れます。
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公式サイト(https://www.q4os.org/)から「Windows Installer」をダウンロード
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ダウンロードした
.exeファイルを実行 -
「Install Q4OS」をクリックし、インストール先ドライブと容量を指定
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インストール完了後に再起動
再起動後、起動メニューに「Windows」と「Q4OS」が表示され、どちらで起動するか選択できます。
■ しかし、実際に試してみると…
今回の検証では、Windowsインストーラー方式を使用したところ、エラーが表示されてしまい、正常にインストールを完了することができませんでした。

具体的には、インストール途中で処理が止まり、OSの選択画面が作成されない状態でした。
このため、現在ではUSBインストール方式(ISOファイルを使ってブートUSBを作成する方法)をおすすめします。
USBインストールの流れは次の通りです。
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公式サイトから「Q4OS ISOファイル」をダウンロード
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RufusなどのツールでUSBメモリに書き込み(ブートUSBを作成)
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パソコンをUSBから起動
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インストールウィザードに従ってQ4OSをセットアップ
この方法なら確実にインストールでき、デュアルブート環境も問題なく構築できます。

■ 起動後は「ソフトウェア更新」を!
端末を開いて
「sudo apt update」と入力して
エンターキーを押します
続いて「sudo apt upgrade」と入力して
エンターキーを押します。
この操作により、最新のセキュリティ更新が適用されます。
■ 実際に使ってみた感想
Q4OSを実際に動かしてみると、非常に軽快で快適でした。
起動が速く、古いノートパソコンでもストレスなく動作します。
✅ YouTube視聴
Firefoxが標準で入っており、YouTubeの動画再生も問題なし。
フルHDでもスムーズに再生できました。
✅ Officeソフト
LibreOfficeが最初からインストールされており、WordやExcelの代わりとして十分使えます。
日本語環境もしっかり整っており、フォントや変換も自然です。
✅ 全体的な印象
見た目はWindowsに似ており、操作も直感的。
マウス操作中心で、初心者でも迷うことはありません。
「軽いのに使いやすい」という印象が強く、普段使いにも十分な性能を感じました。
■ まとめ:USBインストールで確実に!古いPCをよみがえらせよう
Q4OSは、軽量で安定性が高く、Windowsユーザーにも親しみやすいLinuxです。
ただし、Windowsインストーラー方式はエラーが出る可能性があるため、USBインストール方式を推奨します。
古いパソコンを再利用したい方は、ぜひ試してみてください。
無料で、しかも軽く、まるで新品のように快適な動作を体験できます!



