「古いパソコンをまだ使いたい」「新しいWindowsは動かない…」
そんな方に注目されているのが、Zorin OS（ゾーリン・オーエス）です。
今回は、Zorin OSをWindowsとデュアルブート環境でインストールし、実際にどこまでWindowsのように使えるのかを詳しく検証しました。
さらに、アプリの互換性についてもあわせて解説していきます。
🧩 Zorin OSとは？
Zorin OSは、初心者にも優しいLinux系OSです。
見た目や操作性がWindowsに非常に近く、マウス操作だけでほとんどの設定ができます。
また、LibreOfficeなどのオフィス互換ソフトも最初から入っているため、WordやExcelで作った文書をそのまま開くことも可能です。
そして何より、無料で使えるというのが最大の魅力です。
⚙️ 実際にZorin OSをデュアルブートでインストール
今回は、既存のWindows環境を残したまま、Zorin OSを追加でインストールしました。
起動時に「Windows」か「Zorin OS」を選べる構成です。
インストール作業も直感的で、ターミナル操作は一切不要。
初心者でも安心してセットアップできました。
📂 Windowsのファイルをそのまま開ける！
インストール後、まず驚いたのはファイルの互換性です。
Zorin OSでは、Windowsで保存していたファイルをそのまま開くことができます。
「ファイル」アプリを開いて、「他の場所」からWindowsのフォルダにアクセスしてみます。
Windowsで使っていたユーザーID（例：User）のフォルダを開くと、
そこにはWindowsで保存していた音楽・写真・文書がすべてそのまま残っています。
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「Music」フォルダを開く → 音楽ファイルが再生できる
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「Pictures」フォルダを開く → 写真をそのまま閲覧できる
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「MyDocument」を開く → Wordで作った文書をLibreOfficeで開ける
LibreOfficeはWord形式（.docx）にも対応しており、
レイアウトの崩れもほとんどなく、実用レベルで問題なしでした。
🪄 ターミナル操作は不要！マウスだけで完結
Linuxと聞くと「黒い画面でコマンド入力する難しいOS」というイメージを持つ方も多いですが、Zorin OSではその心配はまったくありません。
アプリのインストールや設定変更も、すべてマウス操作だけで行えます。
Windowsから移行しても、直感的に使える設計です。
🔄 アプリの互換性と使い勝手
Zorin OSには「Zorin Windows App Support」という仕組みがあり、Windows向けのアプリを動かすことも可能です（内部的にはWineを使用）。
たとえば軽いツールや古いアプリケーションなら、Zorin OS上でそのまま動作します。
すべてが完璧というわけではありませんが、「Office文書の閲覧・編集」「YouTube視聴」「画像編集」「メール」「ネット閲覧」など、一般ユーザーが普段行う作業はすべて問題なくこなせます。
🧠 実際に使ってみた印象
操作性はまさにWindowsライク。
メニューの配置やボタンの位置も似ており、特に違和感なく使えました。
軽量設計のため、古いパソコンでもサクサク動作します。
特にWindows10が重く感じていたPCでは、Zorin OSに変えるだけでまるで新しいパソコンのような軽快さを体感できます。
🏁 まとめ：Zorin OSは現実的な“Windows代替”！
今回の検証を通して感じたのは、
Zorin OSは単なるLinuxのひとつではなく、Windowsユーザーのために作られたOSだということです。
✅ Windowsと同じような操作感
✅ ファイル互換性が高い
✅ ターミナル操作が不要
✅ 古いPCでも快適に動作
✅ 無料で安心して使える
これらのポイントから見ても、一般の個人ユーザーにとって十分に現実的な選択肢です。
「古いPC、もう捨てちゃった…」という人は、ちょっと後悔するかもしれません。
Zorin OSを入れれば、そのPC、まだまだ現役で使えますよ。
