
ZorinOSは外観が美しく、初心者でも扱いやすい人気のLinuxディストリビューションです。しかし、古めのパソコンにインストールすると「ちょっと重い…」と感じることがあります。
そこで今回は ZorinOSを軽量化・高速化する実用的なテクニック をまとめて紹介します。

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自動起動アプリ(スタートアップ)の整理
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不要サービスの停止
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SSDのTRIM設定の確認
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スワップ(仮想メモリ)の最適化
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軽量ブラウザの導入
どれも初心者でも簡単に実行でき、効果の高いものばかりです。この記事を参考にすれば、古いパソコンでもZorinOSがサクサク動くようになります。
さっそく見ていきましょう!
1. 自動起動アプリ(スタートアップ)を整理する
まず最も効果が大きいのが 自動起動アプリの見直し です。
パソコン起動時に余計なアプリが裏で立ち上がっていると、動作が重くなる原因になります。

● ZorinOS Coreにはスタートアップ設定が最初は表示されない
ZorinOS CoreはGNOMEデスクトップ環境を採用していますが、最近のUbuntuベースでは スタートアップ設定が設定アプリから削除されています。
そのため、多くの人が
「スタートアップがどこにもない!」
と困ってしまいます。
これは不具合ではなく、仕様です。
● スタートアップ設定を追加する方法
ターミナルを開いて以下を実行してください:
インストールすると、
Zorinメニュー → システムツール → Startup Applications
から設定が開けます。
● オフにしても良い主な項目
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Bluetooth(使わないならオフ)
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印刷サービス(プリンターを使わない場合)
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Dropbox、Steamなどの常駐アプリ
→ 必要なときに手動で起動すればOK
Linuxは勝手に自動起動アプリが増えにくいとはいえ、念のため確認しておく価値があります。

2. 不要なサービスを停止する
ZorinOSでは、普段使っていないバックグラウンドサービスが動いていることがあります。
不要なものを停止するだけでメモリ消費が減り、体感速度が上がります。
● システムモニターからチェック
Zorinメニュー → システムツール
→ システムモニター(System Monitor)
● オフにして良い例
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Bluetooth:使わないなら完全に停止
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カラー管理:写真・デザイン用途でなければ不要
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プリンタサービス:印刷しないPCなら止めてOK
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リモートデスクトップ:外部から接続しないなら不要
古いPCやメモリが少ないPCほど効果が出やすいポイントです。
ただし、分からないサービスは停止しない よう注意してください。

3. SSDを使っているならTRIMを確認する
SSD搭載PCの場合、TRIMが有効になっているか確認しましょう。
TRIMとは、不要領域を整理することでSSDの速度や寿命を保つ機能です。

● TRIMが有効か確認
active と表示されていればOK。
● 無効なら有効化
特に長年使っているSSDでは体感的に読み書きが速くなります。
4. スワップ(仮想メモリ)を最適化する
メモリが少ないPCでは、スワップ設定の見直しが非常に効果的です。
Linuxではメモリが不足するとスワップ領域を使いますが、設定値によっては必要以上にスワップを使い、遅くなる場合があります。

● 現在の値を確認
多くの環境では60になっているはずです。
数値が高いほどスワップを積極的に使います。
● おすすめは「10〜20」
今回は15に調整する例を紹介します。
● 一時的に変更
● 恒久的に変更する方法
中に以下を記述:
保存後、設定反映:
cat /proc/sys/vm/swappiness で 15 と出れば設定完了です。
5. 軽量ブラウザを使う
ブラウザはメモリを大量に使うため、軽量ブラウザに変えるだけでも体感速度が変わります。

● 1位:Falkon
非常に軽いブラウザで古いPCに最適。
余計な機能を省いたシンプル設計です。
● 2位:Chromium
Chromeの元になっているブラウザ。
Chromeより軽く、拡張機能を絞ればさらに軽量動作します。
Chrome → Chromiumに変えるだけでもメモリ使用量が減ることが多いです。
まとめ:ZorinOSは軽量化で劇的に快適になる
今回紹介した高速化ポイントはこちら:

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スタートアップの整理
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不要サービスの停止
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TRIMの確認(SSD使用時)
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スワップの最適化
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軽量ブラウザの利用
どれも難しい操作ではなく、初めてLinuxを触る人でも安心して実行できます。
ZorinOSはもともと軽量ですが、これらを行えば 10年前の古いパソコンでも十分実用レベルで動作 します。
ぜひ試してみてください!



