
最近、少し「サブスク疲れ」を感じていませんか。
動画配信、音楽配信、クラウドストレージ、ソフトウェア……。 気づけば毎月、いくつものサブスク料金が自動で引き落とされています。
一つ一つは数百円、千円程度でも、合計するとそれなりの金額になります。 それ以上に問題なのは、「本当にちゃんと使っているか」と聞かれたとき、 胸を張って「使っている」と言えるものが、意外と少ないことです。
この記事では、サブスクを全否定するのではなく、 本当に必要なサブスクと、慎重に考えるべきサブスクを かなり正直に整理していきます。
すべてのサブスクが悪いわけではありません
まず結論からお伝えします。
サブスクそのものが悪いわけではありません。 ただし、
- クラウドストレージのサブスク
- ソフトウェアのサブスク
この2つは、使い方を間違えると後悔しやすい分野です。
一方で、
- 映画配信
- 音楽配信
こうしたサービスは、使い方次第で非常にコスパが良くなります。
では、順番に見ていきましょう。
クラウドストレージは本当に安心なのか
現在、代表的なクラウドストレージには次のようなものがあります。
- Googleドライブ
- iCloud
- Dropbox
- OneDrive
どのサービスも「安全に保存できる」「どこからでもアクセスできる」と 説明されています。
確かに便利です。 スマホで撮った写真が自動でバックアップされ、 パソコンやタブレットからも同じデータが見られます。
しかし、ここで一番大事なポイントがあります。
お金を払わなくなった瞬間、どうなるのか
多くのストレージサービスは、 契約をやめて容量オーバーになると、
- 新しいデータが保存できない
- データにアクセスできなくなる
- 一定期間後に削除される可能性がある
という制限がかかります。
つまり、お金を払い続けないと、思い出に触れられない状態になるのです。
家族の写真、子どもの動画、大切な記録が、 毎月の支払いに縛られている。 これは冷静に考えると、かなり怖い仕組みです。
クラウドと外付けストレージを金額で比べてみる
例えば、Googleドライブの100GBプランは月額250円です。
- 年間:3,000円
- 10年:30,000円
- 20年:60,000円
この金額があれば、 1TBの外付けSSDを2台購入できます。
SSDは一度買えば追加費用はかかりません。 インターネットがなくても使えますし、 サービス終了の心配もありません。
本来、大切なデータほど手元に残すべきです。
クラウドは「補助」や「一時的な共有」に使い、 メインの保存場所はパソコンや外付けSSDにする。 これが基本です。
ソフトのサブスクは本当にお得なのか
次はソフトウェアのサブスクです。
代表例が、Office 365やAdobe系ソフトです。
Office 365を月額1,490円とすると、
- 年間:約18,000円
- 3年:約54,000円
- 5年:約90,000円
一方、Office 2024の買い切り版は約38,000円です。 5年以上使えば、明らかに差が出ます。
もちろん、サブスクにはメリットもあります。
- 常に最新機能が使える
- 複数端末で使える
- クラウド連携が便利
ただし、多くの人はWordやExcelの基本機能しか使っていません。 それなら、数年前の買い切り版でも十分です。
さらに、サブスクの最大の弱点は、 支払いを止めた瞬間に使えなくなることです。
ファイルはあるのに編集できない。 これは「自分の道具」という感覚を持ちにくくします。
Windowsがサブスク化する可能性
最近、気になる話題があります。 それが、Windowsのサブスク化の可能性です。
現時点では確定情報ではありませんが、 Microsoftはサブスクモデルを強く推進しています。
もしWindowsが月額制になった場合、 支払いを止めるとパソコンが使えなくなる可能性もあります。
この流れを見ると、 「サブスクとどう付き合うか」を 今のうちに考えておくことは、とても重要です。
映画・音楽配信はサブスクと相性が良い
一方で、映画や音楽配信はサブスクと非常に相性が良い分野です。
映画を月に数本見る人、 音楽を毎日聴く人にとっては、 見放題・聞き放題は圧倒的にお得です。
ただし、注意点もあります。 それは、自分のものにはならないということです。
配信終了で見られなくなる作品もあります。 コレクションしたい人には物足りないかもしれません。
例外:AI画像生成・動画生成のサブスク
ここで例外的なジャンルがあります。 それが、AI画像生成・動画生成です。
この分野は、個人のパソコン性能が物理的に追いつかないため、 サブスクの方が現実的です。
AI生成には超高性能なGPU、大量の電力、冷却環境が必要になります。 自宅で環境を整えると、 サブスクを何年分も払える金額になってしまいます。
AIサブスクは、 クラウド上の高性能GPUを時間単位で借りているサービスです。
動画生成に関しては、 個人が手を出せる唯一の現実解と言ってもいいでしょう。
サブスクを見直すための2つの質問
最後に、シンプルな判断基準を紹介します。
- これ、毎日使っていますか?
- 使わない月があっても、払い続けて後悔しませんか?
この2つを自分に問いかけるだけで、 不要なサブスクはかなり見えてきます。
まとめ
サブスクは便利です。 しかし、便利だからといって、 すべてをサブスクにする必要はありません。
- ストレージは慎重に
- ソフトは使用頻度で判断
- 映画・音楽はサブスク向き
- AI生成はサブスクで割り切る
この切り分けができるだけで、 お金も気持ちも、少し楽になります。
もし今、サブスクが多すぎると感じているなら、 一度、本当に必要なものだけを残してみてください。