
今回は、Windows7風のTiny11環境を作ってみました。
見た目は懐かしい Windows7。
しかし中身は Windows11ベースのTiny11 です。
昔のWindows7のような操作感で、どこまで快適に使えるのかを実際に検証してみました。
さらに今回の作業では、日本語化で少しハマるポイントもありました。
この記事ではその解決方法も含めて解説します。
検証に使用したパソコン
今回使用したのは、約10年前のノートパソコンです。
スペックは次の通りです。
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CPU:Core i5 5200U
-
メモリ:4GB
-
ストレージ:SSD 120GB
現在の基準では、かなり厳しそうなスペックです。
このパソコンに Tiny11をインストールし、さらに Windows7風にカスタマイズしてみます。
果たして2026年の現在でも実用的に使えるのでしょうか。
Tiny11とは何か
まず、Tiny11について簡単に説明します。

Tiny11とは、Windows11から不要な機能を削除して軽量化したカスタムOSです。
主な特徴は次の通りです。
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プリインストールアプリの削除
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Microsoftアカウントなしでセットアップ可能
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軽量化によって古いPCでも動く可能性がある
これらの変更により、通常のWindows11では動作が厳しい古いパソコンでも動く可能性があります。
ただし重要な注意点があります。

Tiny11は Microsoftの公式OSではありません。
そのため
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セキュリティリスク
-
サポートなし
-
配布元による安全性の違い
などがあります。
利用は必ず自己責任で行ってください。
Tiny11のインストール方法
まず、Tiny11のISOファイルを用意します。
Tiny11はMicrosoft公式OSではないため、
この記事では具体的なダウンロード先は紹介しません。
インターネットで
「Tiny11」などと検索すると見つけることができます。
ただし配布サイトによっては安全性が保証されない場合もあるため、
ダウンロードや使用は自己責任で行ってください。
USBインストールメディア作成
次にUSBインストールメディアを作成します。
USB作成には次のようなツールが便利です。
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Rufus
ISOを選択してUSBを書き込めば、インストールUSBが完成します。
Tiny11をインストールする
USBメディアが完成したら、パソコンをUSBから起動します。
表示されるインストール画面は、
通常のWindows11とほぼ同じです。

最初は英語表示なので次のように設定します。
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Time:Japan
-
Keyboard:Japanese
その後は基本的に 「NEXT」を押していくだけでインストールが進みます。
Tiny11の特徴として、
Microsoftアカウントなしでもセットアップできます。
ローカルアカウントで使えるのは便利なポイントです。
ただしインストール直後は 英語表示になっています。
Tiny11を日本語化する方法
次に日本語化を行います。
まず設定を開きます。
Settings
↓
Time & Language
↓
Language & Region
ここで Japanese を追加します。
Language Packをダウンロードし、
表示言語をJapaneseに変更してサインアウトします。
しかし今回の環境では、完全に日本語化されませんでした。
Tiny11日本語化トラブルの原因
PowerShellで言語状態を確認します。

すると
ja-JP が LXP
になっていました。
LXPとは
Language Experience Pack
のことです。
これはMicrosoft Storeからインストールされる
簡易言語パックです。
Tiny11環境では、このLXPだけでは
完全に日本語化されない場合があります。
PowerShellで日本語言語パックをインストール
そこでPowerShellを使って日本語言語パックをインストールします。
Install-Language ja-JP
言語パックをインストールした後、
パソコンを再起動します。
再起動後に表示言語を日本語に変更すると
システム全体が日本語表示になります。
Windowsではこのように 言語パックという仕組みを使って
表示言語を変更しています。
Tiny11をさらに軽くする設定
Tiny11は軽量ですが、さらに設定を調整すると快適になります。
スタートアップアプリをオフ
設定
→ アプリ
→ スタートアップ
不要なアプリをオフにします。
これだけでも 起動速度が改善します。
視覚効果の軽量化
設定
→ システム
→ バージョン情報
→ システムの詳細設定
→ パフォーマンス
ここで
パフォーマンスを優先する
を選択します。
必要に応じて
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フォントの縁を滑らかにする
などを有効にすると見た目を保てます。
タスクバーの軽量化設定
設定
→ 個人用設定
→ タスクバー
ここで次の2つをオフにします。
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タスクビュー
-
ウィジェット
ウィジェットはバックグラウンドで動作するため、
古いPCでは負荷になる場合があります。
Tiny11にブラウザをインストール
Tiny11には最初からブラウザが入っていません。
通常のWindowsには
Microsoft Edgeが入っていますが、
Tiny11では軽量化のため削除されています。
まずMicrosoft Storeから
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Mozilla Firefox
をインストールします。
その後Firefoxを使って
-
Google Chrome
をダウンロードします。
これでブラウザ環境が整いました。
Tiny11をWindows7風にカスタマイズ
次にWindows7風カスタマイズです。
まず使用するツールはこちらです。
-
Open Shell
このツールを使うと
スタートメニューを Windows7風に変更できます。
設定で
Windows 7 Style
を選択します。
さらに
Windows Aero
スキンを選ぶと、よりWindows7に近くなります。
タスクバーもWindows7風にする
タスクバーをカスタマイズするために
-
ExplorerPatcher
を使用します。
このツールを使うと
-
タスクバーのデザイン変更
-
アイコン配置変更
-
サイズ変更
などが可能になります。
ここまで設定すると
かなりWindows7に近いデスクトップになります。
見た目はWindows7ですが
中身はWindows11です。
動作検証
では実際の動作を確認します。
起動速度
電源オンからデスクトップ表示まで
約32秒
SSDのおかげで比較的速い印象です。
メモリ使用量
起動直後
約2GB
メモリ4GBとしては余裕があります。
ブラウザ動作
ChromeとFirefoxでYouTubeを再生すると
約3.3GB使用
かなりギリギリですが、
動作はカクつきませんでした。
古いPCでも
まだ実用的に使える可能性があります。
まとめ
今回の検証では
Core i5 5200U
メモリ4GB
という約10年前のノートパソコンでも
Tiny11は問題なく動作しました。
さらにWindows7風にカスタマイズすることで
懐かしい操作感も楽しめます。
押し入れに眠っている古いパソコンがある方は、
このような方法でもう一度活用できるかもしれません。
ただし繰り返しになりますが
Tiny11は
Microsoft公式OSではありません。
使用する場合は
必ず自己責任で行ってください。



