

古いパソコン、まだ使えるかもしれません
前回は「そのパソコン、まだ使えます」というテーマで、古いパソコンに Ubuntu をインストールし、どこまで使えるのかを検証しました。
結論はとてもシンプルです。
「普通に使えます」
とはいえ、こう思った方も多いはずです。
どうやってインストールするの?

今回はその疑問にお答えします。
パソコンが苦手な方でも迷わないように、Ubuntuのインストール方法を一つひとつ丁寧に解説していきます。
さらに今回は、
- Ubuntuとは何か
- なぜ作られたのか
- Windows風の見た目に変更する方法
といった内容も含めて、初心者向けに分かりやすく解説します。
Ubuntuとは何か?

まずは基本からです。
Ubuntu は、LinuxというOSの一種です。
OSとは、WindowsやmacOSのように、パソコンを動かすための基本ソフトのことです。
Linuxはもともと、
- 無料で使える
- 自由に改造できる
という特徴を持つ、非常にオープンなOSです。
ただし、以前は初心者には少し難しい部分もありました。
そこで登場したのがUbuntuです。
Ubuntuは、
「誰でも簡単に使えるLinux」
を目指して作られました。
2004年に登場してから現在まで、世界中で使われ続けています。
- 企業のサーバー
- 学校
- 個人ユーザー
幅広い場面で利用されている、信頼性の高いOSです。
Ubuntuのインストールは4ステップ

Ubuntuのインストールは、実はとてもシンプルです。
- ダウンロード
- USB作成
- USBから起動
- インストール
この4ステップで完了します。
Step1:Ubuntuをダウンロード
まずは公式サイトからUbuntuをダウンロードします。
ダウンロードされるのは「ISOファイル」です。
これは簡単に言うと、
OSが丸ごと入ったファイル
です。
Step2:起動用USBを作る
次に、ISOファイルをUSBメモリに書き込みます。
ここで使うのが
Rufus というソフトです。
やることはシンプルです。
- USBメモリを選択
- ISOファイルを指定
- 書き込み開始
これだけで起動用USBが完成します。
※USBは8GB以上がおすすめです
Step3:USBから起動する
ここが少しだけ難しいポイントです。
通常、パソコンはSSDやHDDから起動しますが、今回はUSBから起動します。
電源を入れた直後に、
- F2
- F12
- Delete
などのキーを押して「ブートメニュー」を開きます。
※機種によって異なります
USBを選択すると、Ubuntuが起動します。
Step4:インストールする
起動後は画面の指示に従うだけです。
- 言語 → 日本語
- キーボード → 日本語
- インストール先 → ディスク全体
ここで重要な注意点です。
既存のデータはすべて削除されます
必ずバックアップを取ってから進めてください。
インストールが終わったら再起動し、USBを抜きます。
これで完了です。
ライブ環境とは?

インストール前に「ライブ環境」が起動します。
これは、
インストールせずにUbuntuを試せる状態
です。
この段階で、
- Wi-Fi
- マウス
- キーボード
が動くか確認できます。
Ubuntuの使い方(基本)

インストール後はすぐに使えます。
- ブラウザでネット
- ファイル操作
- 設定変更
このあたりは問題なく使えます。
ただし、少し違和感があるかも?
Ubuntuの標準環境は
GNOME です。
これはシンプルで使いやすいのですが、
- スタートメニューの位置
- 操作方法
がWindowsと少し違います。
解決方法:デスクトップ環境を変える
Linuxの大きな特徴はここです。
見た目と操作を自由に変えられる
おすすめは
KDE Plasma です。

KDE Plasmaとは?
KDE Plasmaは、
- 下にタスクバー
- 左にスタートメニュー
- Windowsに近い操作感
という特徴があります。
Windowsユーザーでも違和感なく使えます。
KDEのインストール方法

ターミナルで以下を実行します。
sudo apt install kubuntu-desktop -y
インストール中にログイン画面の種類を選びます。

- GDM
- SDDM
ここではSDDMを選択します。
KDEに切り替える方法
ログアウト後、ログイン画面で
「KDE Plasma」を選択してログインします。

これで見た目が大きく変わります。

日本語入力が使えない問題
ここでよくあるトラブルです。
日本語入力ができない
これは不具合ではありません。
KDEでは設定場所が変わるためです。
日本語入力の設定方法
少し設定をすれば使えるようになります。
sudo apt update && sudo apt install -y fcitx5 fcitx5-mozc && im-config -n fcitx5
- 必要なソフトをインストール
- 再起動
- 仮想キーボードでFcitxを選択
これで日本語入力が有効になります。
正直、少し面倒ですが、
一度設定すれば問題なく使えます
まとめ
今回のポイントをまとめます。
- Ubuntuは初心者向けLinux
- インストールは4ステップ
- KDEでWindows風にできる
そして重要なのはここです。
古いパソコンはまだ使えます
さらに、
Ubuntu標準の
GNOME も
慣れてくるとシンプルで使いやすくなります。
つまり、
自分に合った環境を選べばOK
です。
最後に
使えなくなったと思っていたパソコンも、
Ubuntuを入れることで再び使えるようになります。
処分する前に、ぜひ一度試してみてください。
思っているより――
ずっと使えます。



