
今回は、CachyOS(KDE)で世界中のテレビを視聴する方法を解説します。
インターネット経由でテレビ番組を視聴できる「IPTV」を使い、海外ニュースや音楽チャンネル、現地放送などを楽しめる環境を作っていきます。
今回はGUI中心ではなく、コマンド操作で環境を構築していきます。
海外のテレビを見ると世界の空気感が分かる
私は普段から世界中の音楽をよく聴いているのですが、
「音楽だけでなく、現地のテレビ放送そのものを見てみたい」
と思うようになりました。
実際に海外のテレビを流してみると、
- その国で流行している音楽
- 現地ニュース
- CM
- 番組の雰囲気
など、日本とはかなり違っていて非常に面白いです。
そこで今回は、CachyOS(KDE)を使って世界中のテレビを視聴できる環境を作っていきます。
IPTVとM3Uとは?
まず簡単に説明しておきます。

IPTVとは?
IPTVとは、インターネットを通じてテレビ番組や動画を配信する仕組みのことです。
つまり、アンテナやチューナーではなく、ネット回線でテレビを見るイメージです。
M3Uとは?
M3Uは、テレビ番組の再生先URLをまとめたプレイリストファイルです。
イメージとしては、
「テレビ番組表をファイル化したもの」
と思うと分かりやすいです。
このM3Uをアプリに読み込むだけで、チャンネル一覧が表示され、番組を選べるようになります。
まずはシステムを更新する
CachyOSはArch Linux系なので、ターミナルからの操作が非常に強力です。
まずはターミナル(Konsole)を開きます。
そして、システムを最新状態に更新します。
sudo pacman -Syu
パスワードを求められたら、ログイン時のパスワードを入力します。
アップデート完了後は再起動しておきます。
VLCをインストールする
次に、定番動画プレイヤーのVLCをインストールします。
sudo pacman -S vlc
途中で確認が表示された場合は、
Y → Enter
で進めます。
インストール後は、アプリメニューから「VLC media player」を起動できます。
Hypnotixをインストールする
次はIPTV専用アプリ「Hypnotix」を導入します。

AURとは?
AUR(Arch User Repository)は、Arch Linux系で使える追加ソフト集です。
公式リポジトリにないソフトも導入できます。
yayとは?
「yay」は、AURからアプリを簡単にインストールできるツールです。
yayが入っているか確認
yay --version
バージョン表示が出ればOKです。
もし入っていない場合は、
sudo pacman -S yay
でインストールできます。
Hypnotixをインストール
yay -S hypnotix
途中で確認が表示されたら、
Y → Enter
で進めます。
インストール完了後、アプリメニューからHypnotixを起動します。
M3Uファイルを準備する
M3Uを入手する方法は主に3つあります。

1. 正規IPTVサービスを利用する
最も安全です。
2. 公式公開されている無料プレイリストを使う
GitHubなどで公開されている場合があります。
3. 自分でストリームURLをまとめる
上級者向けです。
注意点
インターネット上には違法配信が含まれている場合があります。
必ず信頼できる公開元を利用してください。
VLCでM3Uを再生する
今回はGitHubで公開されているプレイリストを使います。
M3Uリンクを開くと、英数字が大量に並んだページが表示されます。
これが「Rawデータ」です。
ブラウザ上部のURLをコピーします。
VLCで開く
VLCを起動し、
- メディア
- ネットワークストリームを開く
をクリックします。
URL欄にM3UのURLを貼り付け、「再生」を押します。
少し待つとチャンネル一覧が読み込まれます。
プレイリスト表示
別チャンネルを見たい場合は、
- 表示
- プレイリスト
を開きます。
左側にチャンネル一覧が表示されます。
VLCは少し使いにくかった
VLCでも問題なく再生はできます。
ただ、私の使い方が悪いのか、
- チャンネル切り替え
- プレイリスト管理
が少し使いにくく感じました。
大量のチャンネルを読み込むと、目的の番組を探すのが少し大変です。
Hypnotixがかなり使いやすい
そこで試したのがHypnotixです。
起動すると、
- テレビ
- 映画
- シリーズ
などのカテゴリが表示されます。
カテゴリを選ぶと、左側に番組一覧が表示されます。
見たいチャンネルをクリックするだけで再生できます。
M3U URLを追加する方法
Hypnotixでは、
「プロバイダー」
をクリックします。
次に、
「新しいプロバイダーを追加」
を選択します。
そこへM3UのURLを入力します。
名前欄には分かりやすい名称を付けます。
Hypnotixの方がテレビ感覚で使える
実際に使ってみると、Hypnotixの方がかなり快適でした。
特に便利なのが、
「左側に番組一覧が表示される」
ところです。
VLCのように毎回プレイリストを開かなくても良く、チャンネル切り替えが非常にスムーズでした。
ニュース、音楽、映画などカテゴリ分けも分かりやすく、テレビ感覚で操作できます。
KDE Plasmaはテレビ接続も簡単

CachyOS(KDE)はテレビとの相性も非常に良いです。
HDMIケーブルで接続するだけで大画面表示できます。
さらにKDE Plasmaはマルチモニター管理が非常に優秀です。
ディスプレイ設定
設定画面の
「ディスプレイとモニター」
から、
- 配置変更
- 解像度変更
も簡単に行えます。
実際に使って感じたこと

最初はArch Linux系なので難しそうに感じました。
しかし、一度環境を作ってしまえば非常に快適です。
特にAURが使えるので、IPTV系アプリを自由に試せるのが魅力でした。
一番大変なのはM3U探し

実際にやってみると、一番大変なのは、
「M3Uをどこで探すか」
かもしれません。
ネット上には大量のM3Uがありますが、
- 古い
- すでに使えない
- 違法配信を含む
ものも多いです。
そのため、信頼できる公開元を使うことが非常に重要です。
Hypnotixは最初からM3Uが登録されている
ちなみにHypnotixは非常に便利で、
最初からGitHub公開のM3U URLが登録されています。
そのため、インストール直後でも世界中のチャンネルを試せます。
これは初心者にはかなり便利でした。
まとめ
CachyOSで世界中のテレビを見る方法は非常にシンプルです。
- アプリを入れる
- M3Uを追加する
- 再生する
これだけです。
もしCachyOSを使っていて、
「海外のテレビを見てみたい」
と思ったら、ぜひ試してみてください。



