
Windows 10のサポート終了が近づいています。
正確には2025年10月に通常サポートは終了していますが、ESU(Extended Security Updates)プログラムを利用することで最大1年間延長できます。
そのため、多くの方は実質的に2026年10月頃まで利用を続けることが可能です。
しかし、Windows 11の動作要件を満たしていないパソコンも少なくありません。
そんな中で注目されているのがLinuxです。
ただし、LinuxにはUbuntuをはじめ数多くの種類があります。
いきなりインストールしてしまうと、
- 思っていたのと違った
- 操作方法が難しかった
- 見た目が好みではなかった
という失敗もあります。
そこで今回は、私がおすすめする「失敗しないLinuxの選び方」をご紹介します。
検証環境
今回使用したパソコンはこちらです。
- Windows 10
- Core i5-6500
- メモリ16GB
- 500GB HDD
Windows 10世代では比較的よく見かける構成です。
Linuxへ移行を考えている方の参考になると思います。
まずはDistroSeaで試してみる

最初に利用するのがDistroSeaです。
▼ DistroSea
→ https://distrosea.com/
DistroSeaはブラウザ上でLinuxを起動できるサービスです。
インストールは不要。
USBメモリも必要ありません。
ブラウザだけで様々なLinuxを体験できます。
現在はおよそ80種類前後のLinuxディストリビューションが公開されており、気軽に試すことができます。
Linux選びで重要なのは性能よりも第一印象です。
例えば、
- デスクトップは見やすいか
- スタートメニューは使いやすいか
- 設定画面は分かりやすいか
- Windowsに近い操作感か
といった部分を確認します。
Linuxは種類によって見た目や操作方法が大きく異なります。
Windowsに近いものもあれば、Macのようなものもあります。
まずは実際に触ってみて、
「これなら使えそう」
と思えるLinuxを探してみましょう。
気に入ったらVirtualBoxで検証する

DistroSeaで気になるLinuxが見つかったら、次はVirtualBoxで検証します。
▼ VirtualBox
→ https://www.virtualbox.org/
VirtualBoxはWindows上で仮想マシンを動かせるソフトです。
Linuxを実際にインストールして試すことができます。
VirtualBoxのサイトから、
- Windows hosts
- Extension Pack
をダウンロードします。
まずWindows hostsをインストールし、その後Extension Packをインストールします。
なお、環境によってはVisual C++ Runtimeが必要になる場合があります。
▼ Visual C++
→ https://learn.microsoft.com/ja-jp/cpp/windows/latest-supported-vc-redist?view=msvc-170
その場合はMicrosoft公式サイトからVisual C++再頒布可能パッケージをインストールしてください。
DistroSeaにないLinuxはどうする?
ここで疑問が出てきます。
「DistroSeaにないLinuxはどうするの?」
ということです。
実はその場合も簡単です。
最初からVirtualBoxを使います。
ISOファイルをダウンロードして、
ライブ環境を起動します。
そのまま操作感を確認し、
良ければ仮想環境へインストール。
さらに問題なければ実機へ導入します。
ここで重要なのは、
VirtualBoxでの検証までは安全だということです。
仮想環境の中で動いているため、
失敗してもWindows本体に影響を与えることはありません。
何度でもやり直すことができます。
実機へインストールする前に

VirtualBoxで問題なければ、
いよいよ実際のパソコンへインストールします。
ただし、ここから先は少し話が変わります。
実機へのインストールは、
パソコンの中身を書き換える作業になります。
もしパソコンが1台しかない場合は、
失敗すると普段使いに影響が出る可能性があります。
そのため、
事前にバックアップを取り、
内容をよく理解したうえで実行することが重要です。
一方で、
Windows 11対応パソコンへ買い替えたあと、
古いWindows 10パソコンが余っている場合は話が変わります。
そうしたパソコンはLinux検証機として活用できます。
このような環境であれば、
比較的安心して実機インストールを試すことができます。
Linux選びで失敗しないために
Linux選びで失敗する人の多くは、
情報だけを見て決めてしまいます。
しかし実際に触ってみると、
使いやすいと思っていたLinuxが合わなかったり、
逆に興味がなかったLinuxが気に入ることもあります。
だからこそ、
まず試す。
次に検証する。
最後に導入する。
この順番がおすすめです。
今後の検証予定
今回はLinux選びの方法を中心にご紹介しました。
本当はRegata OSやAuroraといった、DistroSeaには登録されていないLinuxも検証したいと思っていました。
VirtualBoxでの検証だけではなく、
実際のパソコンへインストールした様子もお見せできればと思っています。
Windows 10世代のパソコンでどれくらい快適に動くのか。
普段使いに問題はないのか。
そういった部分も含めて詳しく検証していく予定です。
まとめ
今回お伝えしたかったのは、
特定のLinuxをおすすめすることではありません。
Linux選びの方法です。
おすすめの流れは次の通りです。
- DistroSeaで試す
- 気に入ったらVirtualBoxで検証する
- 問題なければ実機へインストールする
この流れなら、
いきなり実機へインストールするよりも安心してLinuxを選ぶことができます。
Linuxには本当にたくさんの種類があります。
だからこそ、
評判だけで決めるのではなく、
実際に自分で触って確認することが大切です。
皆さんも気になるLinuxがあれば、
ぜひDistroSeaやVirtualBoxで試してみてください。
もしかすると、
あなたにぴったりのLinuxが見つかるかもしれません。



