Windows10延長でLinuxへ移行する必要はなくなった? それでも私がLinuxを選びたい理由

Windows 10ユーザーに新しい発表

Windows 10を使っている方に、新しい発表がありました。

これまでWindows 10は、2025年10月に通常サポートが終了し、その後提供される**ESU(Extended Security Updates:拡張セキュリティ更新プログラム)も、2026年10月で終了すると案内されていました。

ところが2026年6月、MicrosoftはESUをさらに1年間延長すると発表しました。

Windows 10を使い続けたい人にとっては安心できるニュースでしょう。

しかし、ESUで提供されるのはセキュリティ更新が中心であり、新しい機能が追加されるわけではありません。

私はこの発表を見て、「なぜ今さら延長するのだろう」と率直に感じました。


私ならLinuxへ移行したい

それなら私は、Linuxへ移行して新しい環境を楽しむことに意味があると考えています。

まだ十分使えるパソコンで、新しい機能が追加されないWindows 10を使い続けるのか。

それともLinuxへ移行して、新しい発見やワクワクする体験を楽しむのか。

私は後者を選びたいと思っています。

この記事はLinuxの使い方を解説するものではありません。

何か月もさまざまなLinuxディストリビューションを試し続け、それでも答えが出せず本気で悩んでいる、一人のLinuxユーザーの記録です。


迷いの始まり

結論から言うと、まだ決められていません。

Windowsを卒業することは決めました。

しかし、そのあと何を使うのかが決まりません。

候補として考えているのは、

  • Ubuntu
  • Linux Mint
  • Zorin OS
  • CachyOS
  • Bluefin

どれも魅力的です。

気付けば「検証」というより、ずっとOSを乗り換え続けている状態になっていました。


検証に使ったパソコン

今回使っているのは、

  • Core i5-6500
  • メモリ16GB
  • SSD搭載

という、ごく普通のデスクトップPCです。

Windows 10は問題なく動いていましたが、Windows 11には正式対応していません。

CPUが少し古いというだけで現役を引退させるには、まだ十分使える性能があります。

そこでLinuxを入れて再活用することにしました。

当初の計画はとてもシンプルでした。

「軽くて安定したLinuxを一つ選べばいい。」

それだけのはずだったのです。


Ubuntuを使って感じたこと

最初に選んだのはUbuntuでした。

実はUbuntuには少し特別な思いがあります。

過去にも何度も挑戦しましたが、そのたびに挫折してきました。

今思えば、その理由はUbuntu標準のGNOMEデスクトップだったのだと思います。

Windowsとは操作方法が異なり、最初は戸惑うことばかりでした。

ところが今回改めて使ってみると、その印象は大きく変わりました。

インストールは簡単。

日本語環境もすぐ整い、Wi-Fiやプリンターも問題なく認識。

ブラウジングや動画視聴、ファイル管理など日常用途では何一つ困りません。

さらに驚いたのは、以前ほどGNOMEに違和感を覚えなくなっていたことです。

Linuxに慣れたからなのか、自分の考え方が変わったからなのかは分かりません。

ただ、使い続けるうちに別の感情が湧いてきました。

完成されすぎている

Ubuntuは非常によくできています。

必要なものは最初から揃っていて、すぐ使えます。

しかし逆に言えば、自分で環境を育てる楽しさが少ないとも感じました。

これは欠点ではありません。

完成度が高いからこその印象です。


Linux MintとZorin OS

次に試したのはLinux MintとZorin OSです。

Linux MintはWindowsからの移行を強く意識したディストリビューションです。

タスクバーやスタートメニューに近い操作感があり、Windowsユーザーでも戸惑いません。

一方、Zorin OSはさらに洗練されています。

デザインも美しく、初めて触っても自然に操作できます。

さらにWindows用ソフトをインストールしようとすると、

  • Linuxで動くかどうか
  • 代替ソフトは何か

まで案内してくれる仕組みがあります。

Windowsから移行する人への配慮が、とても丁寧だと感じました。


どれも良い。でも決められない

Ubuntuも、

Linux Mintも、

Zorin OSも、

どれも完成度が高い。

だから困ることはありません。

しかし、

「これだ!」

という決め手がありませんでした。

どれも80点以上。

でも自分にとって100点ではない。

そんな状態でした。


Arch系に惹かれ始める

そこで興味が湧いたのがArch系です。

特に気になったのがCachyOS。

自由度が高く、自分で環境を作り上げる楽しさがあります。

もちろん設定もトラブル対応も自分で行う必要があります。

でも、それも含めてLinuxらしい楽しさではないかと感じました。

正直、一番ワクワクしたのはCachyOSかもしれません。


Bluefinという新しい選択肢

一方で、毎日使うなら安定性も重要です。

そこで出会ったのがBluefinでした。

BluefinはイミュータブルLinuxです。

システムが壊れにくく、何かあっても元に戻せる安心感があります。

実際に使ってみると、

「これは安心して毎日使える」

と感じました。

しかし使い続けると、また迷いが生まれます。

安定している一方で、Linuxを自由に触っている感覚が少し薄いのです。

そこでAuroraやFedora Kinoiteも試しました。

すると今度は、

「Bluefinがいいのか、それともKDE系イミュータブルLinuxがいいのか」

という新たな悩みが始まりました。


本当の問題に気付いた

ここまで何か月も使い比べて、ようやく気付きました。

問題はディストリビューションではありませんでした。

Ubuntuも、

Mintも、

Zorinも、

CachyOSも、

Bluefinも、

どれも設計思想があり、丁寧に作られています。

どれが一番良いかではありません。

向いている人が違うだけです。

本当の問題は、

自分がLinuxに何を求めているのか。

それがまだ決まっていなかったことでした。

  • 安定性を優先するのか
  • カスタマイズを楽しみたいのか
  • Linuxを学びたいのか
  • とにかく快適さを重視するのか

その優先順位が曖昧だったから、決められなかったのです。

つまり、

選べなかった理由はLinuxではなく、自分自身でした。


Linuxには正解がない

今でも答えは出ていません。

でも一つだけ分かったことがあります。

Linuxは正解を選ぶものではありません。

Windowsのように「これしかない」という世界ではないのです。

仕事で使う人。

趣味で楽しむ人。

勉強したい人。

安定性を最優先する人。

それぞれに正解があります。

だから選択肢が多い。

だから迷う。

でも、その自由さこそがLinux最大の魅力なのではないでしょうか。


おわりに

今後もBluefinを使うのか。

Ubuntuへ戻るのか。

それともCachyOSへ飛び込むのか。

まだ自分でも分かりません。

でも、その答えを探して試行錯誤している時間も含めて、Linuxを使う楽しさなのだと思っています。

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