Linux初心者あるある10選|実際に使って分かった「最初の戸惑い」とLinuxの面白さ

Linuxを初めて使ってみると、Windowsとは少し違う部分に戸惑うことがあります。

「思っていたよりWindowsっぽい」

「アプリはどこから入れるの?」

「日本語入力ができない!」

「Linuxって種類が多すぎない?」

など、実際に触ってみて初めて気づくことも少なくありません。

今回は、Linuxを初めて触った人が思いがちなことを「Linux初心者あるある」として10個紹介します。

これからLinuxを始めてみようと思っている人はもちろん、すでにLinuxを使っている人も、「最初は自分もそうだったな」と思うものがあるかもしれません。


1. 思っていたよりWindowsっぽい

Linuxと聞くと、

「黒い画面に文字を入力して操作する」

そんなイメージを持っている人も多いと思います。

ところが、実際に起動してみると、

「えっ、普通のパソコンじゃん」

となります。

デスクトップがあって、スタートメニューのようなものがあり、アプリのアイコンが並んでいます。

もちろん、マウスでクリックして操作できます。

特にKDE PlasmaやCinnamon、Zorin OSなどを使うと、Windowsを使ったことがある人なら、

「これなら普通に使えそう」

と思うはずです。

Linuxは、コマンドを入力しないと何もできないOSというわけではありません。

最近のLinuxでは、GUIだけでもかなりのことができます。


2. Linuxって無料なの?

そして、次に思うのが、

「これ、無料で使っていいの?」

という疑問です。

Linuxには、無料で利用できるディストリビューションがたくさんあります。

代表的なものだけでも、

  • Ubuntu
  • Linux Mint
  • Fedora
  • Zorin OS

など、かなり豊富です。

しかも、単にOSが無料というだけではありません。

基本的にアップデートも無料で利用できます。

Windowsでは、新しいパソコンを買ったらWindowsが入っている、という感覚が一般的です。

一方Linuxでは、

「自分でOSを選んで、無料でインストールする」

という考え方ができます。

ここで、

「じゃあLinuxって、どうやって成り立っているんだろう?」

と、さらに気になってくる人もいるかもしれません。


3. アプリはどこから入れるの?

Linuxを初めて使うと、かなり戸惑うのがアプリのインストールです。

Windowsでは、

Webサイトを探す

インストーラーをダウンロード

ダブルクリック

インストール

という流れが一般的です。

ところがLinuxでは、ソフトウェアセンターのようなアプリから検索して、そのままインストールできる場合があります。

さらに、Flatpakという仕組みもあります。

すると、

「えっ、アプリを入れる方法が何種類もあるの?」

となります。

しかも、ディストリビューションによって使われている仕組みが違うこともあります。

最初は少し戸惑いますが、慣れてくると、

「こっちのほうがアプリを探しやすいかも」

と思う人も出てきます。


4. Microsoft Officeがない!

そして、Windowsユーザーがかなり早い段階で気づくのが、

「Microsoft Officeがない!」

ということです。

「Wordを使いたい」

「Excelを使いたい」

「PowerPointを使いたい」

そう思って探してみても、Windowsと同じMicrosoft Officeを、そのままLinuxへインストールするというわけにはいきません。

そこで出てくるのが、LibreOfficeなどのオフィスソフトです。

ここで初めて、

「Windowsと同じ環境ではないんだ」

と実感することになります。

Linuxへの移行では、OSそのものよりも、

「普段使っているアプリをどうするか」

のほうが重要だったりします。

Linuxへ移行する前には、普段使っているアプリがLinuxで利用できるのか、代替ソフトがあるのかを確認しておくと安心です。


5. 日本語入力できない!

これはLinuxを初めて使うときに、かなり戸惑いやすいポイントです。

日本語表示はできる。

メニューも日本語になっている。

時計も日本語。

ところが、文字を入力しようとすると、

「あれ、日本語が打てない!」

となります。

Linuxでは、日本語入力システムとしてiBusやfcitx5、変換エンジンとしてAnthyやMozcなどが使われます。

ただし、ディストリビューションやデスクトップ環境によって設定方法が違うことがあります。

そのため、

「日本語化したから、日本語入力もできる」

とは限りません。

ここはLinux初心者が、最初につまずきやすいポイントの一つです。

Linuxをインストールしたら、日本語表示だけでなく、日本語入力まで確認しておくと安心です。


6. 設定が多すぎる

Linuxを使い始めると、設定画面を開いて、

「えっ、こんなところまで変更できるの?」

と思うことがあります。

特にKDE Plasmaなどでは、

  • パネルの位置
  • テーマ
  • アイコン
  • ウィンドウの動き
  • キーボード
  • ディスプレイ
  • ショートカット

など、かなり細かく設定できます。

Windowsでは、

「OSに合わせて使う」

という感覚だったのが、

Linuxでは、

「自分好みにOSを作っていく」

という感覚があります。

最初は、

「設定が多すぎて分からない」

となるのですが、慣れてくると、

「ここまで自由にできるのは面白い!」

となってきます。


7. アップデートって、どこからやるの?

Linuxを使い始めると、アップデートの方法でも少し戸惑います。

Windowsなら、

Windows Update

があります。

ではLinuxはどうでしょう。

これもディストリビューションによって違います。

GUIからアップデートできるものもあれば、ソフトウェアセンターから更新するものもあります。

そしてLinuxを調べていると、突然、

  • sudo
  • apt
  • dnf
  • pacman

といった言葉が出てきます。

「何これ?」

となりますよね。

でも、ここで重要なのは、

Linuxだから必ずターミナルを使わなければいけない、というわけではない

ということです。

最近のディストリビューションでは、GUIだけでかなりの作業ができるものもあります。


8. ターミナルって絶対使うの?

Linux初心者が持っているイメージの代表格が、

「Linux=黒い画面」

です。

実際、ターミナルを使う場面はあります。

でも、ターミナルを使わないと何もできないというわけではありません。

アプリのインストール、設定、アップデートなど、GUIで完結できることもたくさんあります。

一方で、Linuxを使っていると、

「このコマンドを使えば一瞬で終わる」

という場面も出てきます。

例えばUbuntu系なら、アプリのインストールを、

sudo apt install vlc

のようにコマンド1行で実行できます。

GUIで探してインストールするより、コマンドを知っている人にとっては、こちらのほうが早い場合もあります。

すると、最初は避けていたターミナルを、いつの間にか自分から開くようになります。

そして、

「コマンドって意外と便利じゃん」

となります。

ここからLinuxにハマっていく人も多いのではないでしょうか。


9. Linuxって種類、多すぎない?

そして、Linux初心者が最終的にたどり着くのが、この疑問です。

「結局、どのLinuxを使えばいいの?」

Ubuntuがあります。

Linux Mintがあります。

Fedoraがあります。

Zorin OSがあります。

CachyOSがあります。

さらに、

  • KDE Plasma
  • GNOME
  • Cinnamon
  • XFCE
  • COSMIC

など、デスクトップ環境まであります。

さらにそこから、

「初心者ならUbuntu」

「WindowsからならLinux Mint」

「新しい環境ならFedora」

「自由度ならCachyOS」

など、いろいろな情報が出てきます。

そして、

「調べれば調べるほど、分からなくなってきた……」

となります。

これが、いわゆる**「Linux迷子」**です。

実はLinuxを始めた人が最初に悩むのは、

「Linuxを使えるかどうか」

ではなく、

「どのLinuxを使えばいいのか」

なのかもしれません。


10. ほかのLinuxも試したくなってきた

そして最後です。

最初は、

「Windowsの代わりになるOSを探そう」

という理由でLinuxを始めたはずです。

ところが、気づいたら、

「Ubuntuも試してみたい」

「Fedoraも気になる」

「KDE Plasmaってどんな感じなんだろう」

「CachyOSも使ってみたい」

となってきます。

そして、

1台のパソコンにLinuxをインストールする

別のディストリビューションを試す

USBメモリを作る

また別のLinuxを試す

といったことを繰り返すようになります。

気づけば、

「WindowsからLinuxに乗り換えたい」

ではなく、

「次はどのLinuxを試そう?」

になっています。

これがLinuxの面白いところなのかもしれません。


Linuxを使い始めると、少しずつ変わっていく

今回は、Linuxを初めて触った人が思いがちなことを、10個紹介しました。

最初は、

「Windowsと違って難しそう」

と思っていたのに、実際に触ってみると、

「意外と普通に使える」

となります。

そして、

アプリを探して、

日本語入力を設定して、

デスクトップをカスタマイズして、

少しずつLinuxのことを知っていく。

そのうち、

「もっと別のLinuxも試してみたい」

となってきます。

Linuxは、Windowsの代わりとして使うこともできます。

しかし、それだけではありません。

自分で選んで、自分で設定して、自分好みの環境を作っていく。

このことそのものが、Linuxの面白さでもあります。


今回紹介したLinuxはZorin OSとCachyOS

今回、実際に紹介したのが、

Zorin OSとCachyOSです。

Zorin OSは、WindowsからLinuxへ移行したい人にとって、比較的分かりやすく、使い始めやすいLinuxです。

一方のCachyOSは、Arch Linuxをベースにしていて、より自由にLinuxを楽しみたい人や、Linuxそのものをいろいろ試してみたい人には面白い存在です。

もちろん、Linuxにはこの2つ以外にも、

  • Ubuntu
  • Linux Mint
  • Fedora

など、たくさんの選択肢があります。

ですから、

「一番おすすめのLinuxはこれです」

と決めつける必要はないと思います。

まずは気になったLinuxを一つ試してみる。

使ってみて、

「ちょっと違うな」

と思ったら、また別のLinuxを試してみる。

そうやって使っているうちに、いつの間にかLinuxのことが分かってきて、

「次はこのLinuxを試してみよう」

となってくる。

これも、Linuxの面白さの一つなのかもしれません。


Linuxを実際に触ってみよう

もし今、

「Linuxを使ってみたいけど、難しそう」

と思っているなら、最初からパソコンのOSを入れ替える必要はありません。

VirtualBoxなどを使って仮想環境で試したり、ライブUSBを作って、パソコンにインストールせずにLinuxを起動したりする方法もあります。

また、ブラウザからLinuxのデスクトップ環境を体験できるDistroSeaというサイトもあります。

まずは実際に触ってみて、

「Linuxって意外と普通に使えるじゃん」

と感じられるか試してみるのがおすすめです。

そして、そこから、

「このLinuxも気になる」

「こっちはどうなんだろう?」

と試しているうちに、気づけばいろいろなLinuxを触っているかもしれません。

最初はWindowsの代わりを探していたのに、最後は「次はどのLinuxを試そう?」になっている。

これこそ、Linuxの面白さなのかもしれません。

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