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鴻池家家訓

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首尾よく相続できるようにして欲しい

 「ご先祖から譲り受けた家督を、無事に相続して行かなければ、ご先祖には不幸にあたり、子孫の繁栄もないから、日頃から当主の身持ちについて、書いたり話したりしているのだ。
 万一、素行の良くない者が出た時には、世間体も良くなく、残念なことだが、これを許しておいたのでは、子孫の繁栄もないので、すぐに一族で相談して追放し、相続人を決めるように。
 これも一族の者が、素行を慎み、繁栄を願うものだから、日頃から油断なく注意していて、首尾よく相続できるようにして欲しい。末代まで無事に相続することこそ、大切なことだから、後々までよく心得ておいて欲しい。なお、支配人の任期が終り、後任の者を選ぶ時にも同じである」

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