防犯カメラの設置において、ソーラーバッテリー式充電は非常に便利な選択肢です。特に電源の確保が難しい場所や、環境への配慮を考慮する場合に有効です。しかし、ソーラーバッテリーでカメラがどのくらいの時間動作するかを正確に把握することが重要です。
ソーラーバッテリー式充電の防犯カメラの動作時間を計算する方法について解説します。
必要な要素
計算には以下の要素が必要です:
- カメラの消費電力(P):カメラが消費する電力(W)。
- バッテリー容量(C):バッテリーの容量(WhまたはAh)。
- ソーラーパネルの出力(S):ソーラーパネルが生成する電力(W)。
- 日照時間(H):ソーラーパネルが効果的に日光を受ける時間(h)。
- バッテリー効率(E):バッテリーの充電効率(通常は0.85〜0.95)。
計算ステップ
1. バッテリーのフル充電時間の計算
まず、ソーラーパネルがバッテリーをフル充電するのにかかる時間を求めます。
2. バッテリーの放電時間の計算
次に、フル充電されたバッテリーがカメラをどれくらいの時間動作させることができるかを求めます。
3. 日照時間を考慮した実際の動作時間
1日におけるソーラーパネルによるバッテリーの充電と消費を考慮して、1日の動作時間を計算します。
具体例
以下のような条件で計算してみましょう:
- カメラの消費電力(P):5W
- バッテリー容量(C):50Wh
- ソーラーパネルの出力(S):10W
- 日照時間(H):5時間
- バッテリー効率(E):0.9
- フル充電時間:
- 放電時間:
- 1日の動作時間:
このようにして、1日あたりの動作時間は約9時間となります。
バッテリー容量の変換
まず、バッテリー容量をWhに変換する式
- バッテリー容量(C):9000mAh
- バッテリー電圧(V):3.7V
とすると
Wh=9000 mAh×3.7 V/1000=33.3 Wh
まとめ
ソーラーバッテリー式充電の防犯カメラの動作時間を計算するためには、カメラの消費電力、バッテリー容量、ソーラーパネルの出力、日照時間、バッテリー効率といった要素を考慮する必要があります。この記事で紹介した計算方法を使用すれば、どのくらいの時間カメラが動作するかを予測し、適切な機器を選ぶことができます。
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