前回に引き続き、今回は住宅の照明と弱電設備について電気工事店との打ち合わせ方法をご紹介します。
電気屋さんには、現場で付けてほしいところを話しながら、打ち合わせをしていくのも良いのですが、確実にあなたの希望が伝わっているか疑問です。
照明器具は、スイッチとセットで考えますので、電気屋さんも100%、確実に出来るとは限りません。
そこで、図面で渡すというのが、確実な方法になります。電気屋さんには、図面で照明器具とスイッチの位置を、記号を使って書いていきます。
照明器具は赤丸、スイッチは塗りつぶした小さな丸で表します。2カ所でオン/オフしたい場合は「3」と書いて3路スイッチを示します。同時に点灯したい照明器具は赤線でつなげます。
この図面を電気屋さんに渡せば、要望が完璧に伝わります。ただし、照明器具の取り付けについては別途打ち合わせが必要です。通常は天井のシーリングボディまでで、照明器具自体は後から購入・取り付けとなります。
ダウンライトの時には、電気屋さんが取り付けてくれます。
ユニットバスの照明も電気屋さんが取り付けてくれます。
玄関灯も電気屋さんが取り付けてくれます。
次に弱電設備についてですが、LANケーブル、インターホン、防犯カメラの配線を想定しました。各部屋へのLANケーブル配線や、インターホン・防犯カメラの親機と子機の位置など、図面に記入しましょう。
照明、コンセント、弱電設備の3枚の図面を渡せば、電気工事店には要望が正確に伝わります。後は照明器具や機器の種類など、少しの打ち合わせで済みます。
新築やリフォームで理想の住まいを実現するため、ぜひ図面を活用した打ち合わせをおすすめします。参考になれば幸いです。