Zorin OSで4画面出力に成功した話|ASUS BIOSとNVIDIA設定の実体験レポート

今回は、Zorin OS+GTX1660 Superという構成で、
最終的に4画面同時出力に成功した検証記録をまとめます。

Linuxでのマルチモニター、とくに「内蔵GPU+NVIDIAグラボ併用」は、正直かなりつまずきやすいポイントが多いです。

実際、今回も
「nvidiaは認識されているのに画面が増えない」
といった状態を何度も行き来しました。


検証環境

  • CPU:Core i5-6500

  • GPU:GTX 1660 Super

  • マザーボード:ASUS

  • OS:Zorin OS(Ubuntu系)

  • デスクトップ環境:GNOME(Xorg)


なぜ4画面が難しいのか

Linuxでは、

  • 内蔵GPU(Intel)

  • 外付けGPU(NVIDIA)

この 2つを同時に使う設定 をしないと、
グラボを挿しても 出力が増えない ことがあります。

特にZorin OSは

  • 見た目は簡単

  • 中身はUbuntuそのもの

なので、BIOS設定+ドライバー+起動方式
この3点が噛み合わないと失敗します。


ASUS BIOSで必須だった設定

ASUSマザーボードの場合、
BIOSの以下の場所が重要でした。

Advanced
 └ System Agent (SA) Configuration
     └ Graphics Configuration

ここで、

  • 統合グラフィックス:常に有効

  • Auto や Disabled ではなく Enabled

に設定します。

これをやらないと
👉 NVIDIAが認識されていても
👉 内蔵GPU側の出力が無効になり
👉 画面数が増えません。


Secure Bootは必ず無効化

NVIDIAドライバーを使う場合、
Secure Bootが有効だとカーネルモジュールが読み込まれません

結果として、

  • lsmod | grep nvidia に何も出ない

  • modprobe: FATAL: Module not found

といった状態になります。

BIOSで Secure Boot:Disabled は必須です。


Zorin OSは必ず「Xorg」で起動する

Zorin OS(GNOME)はWaylandが標準 ですが、

NVIDIA+多画面
→ Xorgの方が圧倒的に安定

です。

切り替え方法

  1. ログアウト

  2. ログイン画面右下の⚙をクリック

  3. 「Zorin on Xorg」 を選択

  4. ログイン

これだけで挙動が大きく変わります。


NVIDIAドライバー導入の流れ

今回は ubuntu-drivers autoinstall が使えない状態 だったため、
手動でドライバーを入れました。

途中、

  • 1画面に戻る

  • nvidiaモジュールが消える

といったトラブルもありましたが、最終的に4画面出力まで到達できました。


最終的に4画面が出た状態

  • 内蔵GPU側:複数出力

  • GTX1660 Super側:複数出力

  • GNOMEの「ディスプレイ設定」で4画面を確認

ここまで来ると、
Windowsとほぼ同じ感覚で画面配置ができます。


つまずいたポイントまとめ(重要)

最後に、
今回特につまずいたポイントをまとめた確認コマンド集です。

NVIDIAモジュールが読み込まれているか

lsmod | grep nvidia

NVIDIAが正しく動作しているか

nvidia-smi

推奨ドライバー確認

ubuntu-drivers devices

カーネル確認

uname -r

ヘッダーが合っているか

ls /lib/modules/$(uname -r)/build

セッションがXorgか確認

echo $XDG_SESSION_TYPE

まとめ

  • BIOS設定を甘く見ると画面は増えない

  • Secure Bootは敵

  • Waylandは避ける

  • NVIDIAドライバーは慎重に

  • 内蔵GPUを「常に有効」にするのが最大のポイント

Linuxでも、
正しく設定すれば4画面は十分実用レベルです。

これから5画面以上を狙う方、WindowsからZorin OSへ移行したい方の参考になれば幸いです。

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