【検証】Collabora OfficeはWordの代わりになる? Zorin OSで実ファイル比較|LibreOffice・Winboatの現実解

Linuxへ移行を考えたとき、多くの人がぶつかる壁があります。
それが 「Microsoft Wordのファイルをどう扱うか」 という問題です。

今回は Zorin OS 上で

  • Collabora Office

  • Microsoft Word(Winboat経由)

を使い、実務で実際に使っているWordファイルを開いて比較検証しました。

果たして、Collabora Officeは
Wordの代わりとして使えるのか?
正直な結果をお伝えします。


検証に使った環境とファイル

使用OS

  • Zorin OS(Linux)

使用ソフト

  • Collabora Office

  • Microsoft Word(Zorin OS + Winboat)

比較に使ったファイル

  • 防犯カメラのチラシ(.docx)

  • レイアウト重視

  • 見出し・図形・配置が多い実務用Wordファイル

「文章中心」ではなく、
実際の仕事でよくあるレイアウト重視のWordを使っています。


まずは Microsoft Word で開いてみる(基準確認)

最初に、正規のMicrosoft Wordでファイルを開きます。
今回は Zorin OS に Winboat を導入し、
その中で Word を起動しました。

この時点では、

  • レイアウトは正確

  • 文字位置も問題なし

  • 意図したデザイン通り

これが“正解の状態*です。


Collabora Officeで開いてみた結果

次に、同じWordファイルを
Collabora Officeで開いてみます。

表示結果

  • 大きな崩れはない

  • 全体構成は把握できる

  • 内容確認は問題なし

この時点では
「思ったよりいけるな」という印象でした。


しかし、問題は「保存後」に起きました

Collabora Officeでファイルを開き、
一度保存してから
再び Microsoft Word で開いてみます。

すると…

  • 表示が大きく崩れる

  • レイアウトが元に戻らない

  • 修復も難しいレベル

正直、結構ショックな結果です。


原因:保存形式の違いに気づく

ここで重要なポイントに気づきました。

Collabora Officeでは、
デフォルトの保存形式が .odt になっています。

右下の
「表示するファイルの種類」から
.docx を明示的に選ばないといけないのですが、
今回はそれを忘れていました。


改めて .docx で保存 → Wordで再検証

保存形式を .docx に変更し、
再度 Microsoft Word で開いてみます。

結果

  • 完全崩壊は避けられた

  • しかし…

発生した問題

  • タイトルの表示がおかしい

  • 「いたずら対策」の文字が見えなくなる

  • 一部レイアウトのズレ

軽い修正は必要な状態でした。


実務目線での結論

ここまでの検証結果を、
実務目線でまとめます。

Collabora Officeが使えるケース

  • Wordファイルの閲覧

  • 内容確認

  • 簡単な文言修正

このような用途であれば、
Collabora Officeは実用レベルです。

Linux環境で
「ちょっと見る・少し直す」
という使い方なら十分対応できます。


注意点(重要)

ただし、注意点があります。

  • Collabora Officeで開いたWordファイルを
    保存してからWordで開き直すと

  • レイアウトが大きく崩れるケースがある

  • 元に戻すのが難しい場合もある

今回のチラシファイルでは、
実務では使えないレベルの崩れ方になりました。


最終納品・印刷前はWord一択

そのため、

  • クライアント提出前

  • 印刷所にデータを渡す前

  • 最終確認

これらの場面では、
必ずMicrosoft Wordでチェックすることをおすすめします。

わずかなズレでも、
印刷物になると目立ってしまうからです。


Collabora Officeが向いていないケース

以下の用途では、正直おすすめできません。

① 官公庁提出用のWord

  • フォーマット完全一致が必要

  • Word必須

② チラシ・パンフレットの最終データ

  • 印刷前提

  • レイアウト再現性が重要

③ 印刷ズレが許されない仕事

  • 企業ロゴ入り文書

  • 公式資料

これらは Microsoft Wordを使うべき領域です。


現実的な解決策:Winboatを使う

Zorin OSに Winboat を入れておけば、

  • Linux上で

  • 正規のMicrosoft Wordが

  • 普通に使える

という環境を作れます。

「普段はCollabora Office」
「必要なときだけWord」

この使い分けが、
現実的で安全なLinux運用だと感じました。


まとめ:Collabora Officeはどうだったのか

Collabora Officeは、

  • 完璧ではない

  • でも使いどころを選べば実用的

そんな立ち位置のソフトです。

Microsoft Wordを
完全に置き換えるのは難しいですが、

  • 日常的な閲覧

  • 軽い編集

  • Office費用の削減

この目的なら、十分価値があります。

Linux移行を考えている方、
Officeコストを抑えたい方は、
ぜひ一度試してみてください。


もしこの記事や検証が参考になったら、
YouTube動画もぜひチェックしてみてください。

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