豪商の商い語録 を見る

「豪商の商い語録」の一覧。

茂木家家憲

徳は本なり、財は末なり。本末を誤ることなかれ。貧富に寄って、人を上下することは最も戒むべきことなり。 茂木家家憲... 続きを読む


伊藤次郎左衛門

一、ご法度の趣旨は、堅く守ること。お上よりお触れがあった時には、一家の者によく言い聞かせ、厳しく守るように徹底すること。また、お上の噂などはしないように 慎むこと。  伊藤次郎左衛門 ... 続きを読む


島井宗室遺書

人は少しでも金のある時に、財産を増やすことを心掛け、商売を怠らずひたすら稼ぐことが、この世の勤めである。金のある時は油断して、欲しいものを買い、派手にしたい放題のことをして、たちまち財産を遣い果たし、その時になって慌てふためき、嘆いてももはや商売の手立てもなく、倹約すへき財産もなくなっている。こうな... 続きを読む


二代目・山中兵右衛門・山中家慎

一、店で商品を仕入れる時は、すべてよく吟味して、本当に確かでいい物だけを仕入れ販売すること。   追記・不正な商品や粗悪品を扱ってはいけない。また暴利を願ってはならない。 一、お客様に対しては、商品はもちろんすべてに誠実第一である。 一、少ししか買わないお客様こそ、大切にすること。 一、派手な商売は... 続きを読む


銭屋五兵衛 銭五商訓三カ条

一・世人の信を受くべし 二・機を見るに敏なるべし 三・果敢勇断なるべし 銭屋五兵衛 銭五商訓三カ条... 続きを読む


白木屋番頭・独慎俗語

商売の道は、商いの多寡にはよらないとは言いながら、大口のお客様には自然と熱意がこもり、注意するから失敗も少ないが、小口のお客様にはともすると粗末な扱いをしがちである。商人の心得としては、まず小口のお客様をこそ大切にすることが肝心だ。それと言うのも、商家はどこからも年貢は上がってこないのだから、たとえ... 続きを読む


高島屋・店則

一、確実なる品を廉価にて販売し、自他の利益を図るべし 一、正札掛値なし 一、商品の良否は、明らかに之を顧客に告げ、一点の虚偽あるべからず 一、顧客の待遇を平等にし、苟も貧富貴賤に依りて差等を附すべからず  高島屋・店則... 続きを読む


飯田新七 高島屋創業の店是

一、正札 一、正道 一、平等の待遇 飯田新七 高島屋創業の店是... 続きを読む


白木屋・享保定法

商人の販売に当たっては、地元、地方を問わず取引先を大切にすること。とりわけ少ししか買わないお客様には丁寧にしなければいけない。大口のお客様は自然と大切にするものだが、買い上げの多寡に関わらずお客様を大切にしなさい。お帰りの時には店の出口まで出て、腰を低くしてご挨拶をすれば、また買いに来て下さるものだ... 続きを読む


富貴の地基

お客様、お得意様は商人にとっては、生きた福の神なのだ。だから、お客様やお得意様がいらした時には、ありがたく大切にするのはもちろん、そのお陰を忘れないために、掛地にお名前を書いて、毎日拝むことによって神様のお加護もあるものだ。 富貴の地基... 続きを読む


三井高平・宗竺遺訓

普段の心掛けが悪ければ、他の店に商いを奪われてしまう。これは戦いの原則だ。長い間、弛まずに商売に励み、一族を養い家の中を治め、家業を怠らなければ、その家は栄えるものだ。商売は的のようなものだ。ちゃんと準備し、体制を整えれば当たらないということはない。商売には、これが限界だということはない。よく働けば... 続きを読む


山本山・家訓

昔から、お茶、お茶道具の商いをしてきたが、日増しに繁盛してきた。これはみなお客様のお陰であり、ありがたいことだ。品物をよく吟味し、値段なども間違いのないよう差し上げ、お客様が来店されたら、たとえどなた様の用事をしていても、すぐにご挨拶するように。もし、どうしても手が離せない時には、他の人に伝えて、間... 続きを読む


伊藤呉服店(松坂屋)・家訓

お客様が店に来られたら、すぐにご挨拶をすること。 身分に関係なく丁寧に。 買い上げの多寡に関わらず、失礼のないように対応すること。 お茶、煙草などにも気を配ること 伊藤呉服店(松坂屋)・家訓... 続きを読む







顧客満足経営
近江商人は、始末して勤勉に働くだけではなく、「売り手よし、買い手よし、世間によし」の「三方よし」で商いに励み、陰徳を積んだ。これこそが、お客様の満足を追求することにより企業の永続的発展を目ざす「顧客満足(CS)経営」の源流であり、世界に誇ることのできるビジネスモデルである。

CS(顧客満足)経営をテーマに企業・地方自治体で指導。現在は、(社)日本経営協会専任講師、千葉県生涯大学校・統括講師として活動。著書は「先進11社にみる顧客満足経営」「江戸商人の経営哲学」など。

近江商人に学ぶ
「長者に二代なし」と言われた江戸時代、その多くは一代で没落した。その一方で、老舗として何代も続いた店も少なくない。なぜ、そのような違いがでたのか。金儲けがうまかったからなのか、それとも金儲けのためには手段を選ばなかったのか。
その疑問を解いてくれるのが、江戸時代の豪商である。なかでも、伊勢商人とならび称された近江商人の生き方は、私たちに大きな示唆を与えてくれる。