今回は、屋外Wi-Fi環境の改善についてお話しします。
長年使ってきたWAVLINKのAC1200屋外用Wi-Fiルーターを、
このたび新たにWAVLINK様からご提供いただいたAX1800モデルに交換しました。
この記事では、開封から設置、速度・電波の比較、そして使用感まで、正直にレビューしていきます。
まずは旧モデル「AC1200」をおさらい
4年前に導入したAC1200は、IEEE 802.11ac(Wi-Fi 5)対応。
最大通信速度は1200Mbps(2.4GHzで300Mbps、5GHzで867Mbps)。
2021年から屋外で使用してきましたが、安定性が高く、長期間問題なく動作してくれました。
新モデル「AX1800」登場!スペックは?

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今回ご提供いただいたAX1800モデルは、Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)対応。
最大速度は1800Mbps(2.4GHzで574Mbps、5GHzで1201Mbps)と、旧モデルから大幅に性能アップ!
さらに、以下の特徴があります:
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IP65相当の防水・防塵仕様
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技適取得済みで日本国内使用OK
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4本のアンテナ(2.4GHz×2本、5GHz×2本)
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アルミ板内蔵で放熱性に優れた設計
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PoE対応で電源配線が不要!
開封&外観チェック
開封してまず驚いたのがその大きさと重量。
前モデルの約4倍の大きさで、形状も円柱から四角形に。
アンテナの長さは40cmで、持った感じもずっしりしています。
付属品は以下のとおり:
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PoEインジェクター
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電源アダプター
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LANケーブル
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取付金具
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防水キャップ
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クイックセットアップガイド
設置方法と注意点
取り付けは金具を壁に固定し、本体を引っかけるスタイル。
メンテナンスがしやすい高さに設置することがポイントです。
接続手順は以下のとおり:
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取付位置を確認
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金具の取り付け
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ルーター本体を設置
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LANケーブルを接続
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防水キャップで保護
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PoEインジェクターと電源アダプターを屋内で交換
初期設定方法(パソコン編)
設定はシンプルです。
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パソコンでWi-Fiルーターに接続
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ブラウザで指定アドレスにアクセス
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デフォルトパスワード「admin」でログイン
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新しいWi-Fiパスワードを設定
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暗号化方式はWPA3を選択
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屋外では5GHz帯のW56チャンネル(100〜140)を選択
⚠️ W52・W53チャンネルは屋外使用禁止です。電波法違反になりますので注意!
Wi-Fiアナライザーで最適なチャンネルを選ぶ
干渉を避けるため、Wi-Fiアナライザーアプリで周囲の使用状況を確認し、空いているチャンネルを選択するのがおすすめです。
今回はW56帯域で空いているところに設定しました。
性能比較テスト!
電波強度の比較(2.4GHz)
測定場所 | AC1200 | AX1800 |
---|---|---|
防犯カメラ① | -43dBm | -42dBm |
防犯カメラ② | -55dBm | -55dBm |
屋内 | -52dBm | -42dBm |
機器直下 | -23dBm | -20dBm |
→ 電波強度はほぼ同じ結果でした。
通信速度の比較(2.4GHz)
測定場所 | AC1200 | AX1800 |
---|---|---|
防犯カメラ①下 | 41Mbps | 89Mbps |
防犯カメラ②下 | 36Mbps | 71Mbps |
屋内 | Mbps | 92Mbps |
→ 速度は明確に向上!
5GHz帯でも測定
屋内で110Mbpsを記録。
今回はWi-Fi5対応のノートPCでの検証でしたが、Wi-Fi6対応機器ならさらに高い性能が期待できます!
長期間使用の安定性は?
AC1200は冬場にやや不安定になる時期がありましたが、全体的には非常に安定していました。
AX1800は今後の検証が必要ですが、省電力・放熱設計により安定性が高そうな印象です。
価格とおすすめの選び方
モデル | 価格 | 特徴 |
---|---|---|
AC1200 | 約12,000円 | 安価、Wi-Fi5対応機器向け |
AX1800 | 約19,000円 | 高速通信、Wi-Fi6対応、将来性あり |
▼こんな方におすすめ
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AC1200 → 予算重視/Wi-Fi5機器がメイン
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-
AX1800 → 高速・安定通信が必要/将来性を重視/Wi-Fi6機器を使っている
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まとめ
今回、WAVLINKのAX1800屋外Wi-Fiルーターをレビューしてきました。
正直、電波強度はほぼ変わらないものの、通信速度は大きく改善されました。
設置も簡単で、防水・防塵性能も安心。
Wi-Fi6対応機器を使っている方、屋外で高速通信をしたい方に特におすすめの製品です。