豪商の人づかい哲学 を見る

「豪商の人づかい哲学」の一覧。

鴻池家家訓

首尾よく相続できるようにして欲しい  「ご先祖から譲り受けた家督を、無事に相続して行かなければ、ご先祖には不幸にあたり、子孫の繁栄もないから、日頃から当主の身持ちについて、書いたり話したりしているのだ。  万一、素行の良くない者が出た時には、世間体も良くなく、残念なことだが、これを許しておいたのでは... 続きを読む


千切屋

よい相続人に家督を譲り家業を永続させる  「主人の身持ちが悪い時は、遠慮なく意見を言うこと。それでも不品行が続き、家業相続の見込みがない時には、千切屋一門、一統、別家、手代に至るまで、すべての人間が集まり協議の上で辞めさせ、よい相続人に家督を譲り、家業を永続させていく」 千切屋... 続きを読む


三井高利 宗竺家訓

一族の子供は、番頭・手代の下で働かせよ  「一族の子供は、一定の年限、他の店員と同一の待遇をして、番頭・手代の下で働かせ、決して主人と同じような待遇をさせてはいけない」  「自分が、その業務に精通していなければ、他の者を統率することはできない。まず、小僧のすることを習熟するまでやらせ、それが出来るよ... 続きを読む


三井高平「宗竺家訓」

有能な者を抜擢する時に、最大の配慮を 「名将の下に弱卒なし。頭のいい者、有能な者を抜擢するのに、最大の配慮をしなさい。下の者から不平や、恨み、嘆きなどが出ないように、注意しなければいけない」                 その長所を活用せよ  「賢明な者、有能な者を選んで昇進させ、その長所を活用せ... 続きを読む


三井高利 開店時の「定」

熱心な者は、新参・古参によらず抜擢せよ 一、古参でも若輩の者は、新参でも年寄りに対して、日頃尊敬しなさい。もっとも新参は古参に対して、敬意を払わなければいけない 一、手代共で油断なく出精する者は、半年ずつ報告し、それが一両年も続いた者には、褒美を取らせなさい。 一、商売に、万事熱心な者は、新参・古参... 続きを読む


「住友総手代勤方心得」

丁稚はまことに大切な者である 一、丁稚の使い方が、甚だまづい。町家にとって、丁稚はまことに大切な者である。長く忠勤を励むように、できるだけ大切にして、読み書き算盤を教え、病気の時には十分に気配りをせよ。 一、手代が病気になった時に、みんなで気を配り看病すること。もし、病人を粗末に扱うようなことがあれ... 続きを読む


千吉商店 家訓

商人は、主従とも友達なのだ  「商人は、主従とも友達なのだ。しかし、主人は奉公人に思いやりを持ち、奉公人は主人を大切にして仕事に励み、店のなかで揉めごのないように心掛けること」 千吉商店 家訓... 続きを読む


角倉素庵「舟中規約」

人間はどこの人も、すべて兄弟である  「人間はどこの人も、すべて兄弟である。ましてや同国人においては、なおさらである。危険な目に遭っていたり、病気になったり、寒さや飢えに苦しんでいる時は、すぐに助け合わなければいけない。 間違っても、自分だけ助かればいいと、その場から逃げるようなことをしてはいけない... 続きを読む







顧客満足経営
近江商人は、始末して勤勉に働くだけではなく、「売り手よし、買い手よし、世間によし」の「三方よし」で商いに励み、陰徳を積んだ。これこそが、お客様の満足を追求することにより企業の永続的発展を目ざす「顧客満足(CS)経営」の源流であり、世界に誇ることのできるビジネスモデルである。

CS(顧客満足)経営をテーマに企業・地方自治体で指導。現在は、(社)日本経営協会専任講師、千葉県生涯大学校・統括講師として活動。著書は「先進11社にみる顧客満足経営」「江戸商人の経営哲学」など。

近江商人に学ぶ
「長者に二代なし」と言われた江戸時代、その多くは一代で没落した。その一方で、老舗として何代も続いた店も少なくない。なぜ、そのような違いがでたのか。金儲けがうまかったからなのか、それとも金儲けのためには手段を選ばなかったのか。
その疑問を解いてくれるのが、江戸時代の豪商である。なかでも、伊勢商人とならび称された近江商人の生き方は、私たちに大きな示唆を与えてくれる。