先祖への感謝 鴻池家訓

先祖への感謝

 「久宝寺屋敷は、ご先祖様がお住まいになった所であるから、特に大切に考えて、ご先祖の年忌ごと、月々の法事などは、この屋敷で怠らずに必ず勤めること。このことは、すべての手代も心得ておくように」

 「すべての手代に申しつけてある神文 (神様への誓約の文書)を益々大切に守ること。この誓約書の前書きに付け加えた巻物を、毎月九日と日を定めて手代全員が揃った席で読み、これを守ること。神様にお誓いしたことを全員が大切に守るように申し渡すこと」


鴻池家訓




顧客満足経営
近江商人は、始末して勤勉に働くだけではなく、「売り手よし、買い手よし、世間によし」の「三方よし」で商いに励み、陰徳を積んだ。これこそが、お客様の満足を追求することにより企業の永続的発展を目ざす「顧客満足(CS)経営」の源流であり、世界に誇ることのできるビジネスモデルである。

CS(顧客満足)経営をテーマに企業・地方自治体で指導。現在は、(社)日本経営協会専任講師、千葉県生涯大学校・統括講師として活動。著書は「先進11社にみる顧客満足経営」「江戸商人の経営哲学」など。

近江商人に学ぶ
「長者に二代なし」と言われた江戸時代、その多くは一代で没落した。その一方で、老舗として何代も続いた店も少なくない。なぜ、そのような違いがでたのか。金儲けがうまかったからなのか、それとも金儲けのためには手段を選ばなかったのか。
その疑問を解いてくれるのが、江戸時代の豪商である。なかでも、伊勢商人とならび称された近江商人の生き方は、私たちに大きな示唆を与えてくれる。